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2025.04.09学習机【まだ使える】の誤算

 

 

まだ使える」のに、捨てるのはもったいない?

 

 

長男が就職のため新天地に独立・引越して、

早1週間が経った。

 

長男が引き払った部屋に次男が、次男の部屋に長女が。と、部屋を引越した事でバタバタしていたら、

私の空の巣症候群?はたった2日ほどで

あっけないほどに終わった。

 

そんな中、普段は会話が最小限の三男(高2)が

珍しく口を開いた。

「お兄ちゃんの机、あれどうするの?」

長男が置いて行ったデスクがある。

 

「ああ、あれ?パパがリモートで使おうと思っているから

和室に移動しようかと思っているけど、どうして?」

 

ぶっきらぼうに三男は私に注文した。

「あの机、欲しいんだけど」

 

すでに三男は学習机がある。

まだ使えるもの、だ。

 

 

 

 

1   上がらない天板

 

色々話を聞けば

今使っている学習机は成長に併せて高さも変えられる物だが、MAXの高さにしても「低い」と言う。

床から天板まで68㎝の高さだった。

 

実際、三男が座った状態を見たが、

一見分かりづらいが

確かに天板が一番上にあるのに低い。ように感じる。

さらに、椅子をMAX下に下ろしてこの状態だ。

 

 

とはいえ三男は身長168㎝ほど。

決して背が高い訳ではない。

座高が高いのかも知れないが。。

 

兄たちが使っている時は低さでの不満が無かったが

感じ方は人それぞれ。

気になるものは変えればよい。

 

 

 

2   環境を整える

 

三男の使っていた学習机をクローゼットに避難し

 

代わりに、長男が使っていたデスクを三男の部屋に移動した。

床から天板までの高さは73㎝。

以前より5㎝ほど高くなった。

 

最近の高校生の学習机は

タブレット学習も多くあるので、

5、6年前の兄たちとは若干違うのか

紙物があまり無いように感じる。

 

デスク上はすぐに学習しやすいようになっているが

 

終わったプリント類はこの通り。

 

こっちの環境はどうでも良い、らしい。

 

天板が高くなって使いやすくなった。

環境は整った。

 

 

 

 

3   「まだ使える」の呪縛

 

片付けに伺うクライアントとの会話で

まだ使える」から「取っておく」事がよくある。

 

が、実際にその数年後に伺っても

まだ使っていない」事実が往々にしてある。

 

まだ使える。なら

すぐに使う、一択。だ。

 

さて、我が家の三男が使っていた学習机。

使おうと思えば「使える」。

しかし

どう考えても「使いたい」と思えない。

 

約12年以上使っていたので、充分お役目を果たした。

その証拠に若干の天板歪みがある。

 

学習机のためサイズが大きい。重量がある。

どっしりとしている事は良い事でもあるが、

圧迫感も同時にもたらす。

ただでさえ狭い部屋がもっと狭く見えるのは嫌だ。

 

 

残念だが、お別れだ。

長いこと子どもたちのために働いてくれた。

 

単なるモノであっても、同志のような存在でもある。

粗大ゴミ置き場に次男と三男が運び終わった時、

少しだけウルッとした。

 

ありがとう。さようなら。

 

 

まだ使える、は使い切っていない時に使う言葉だ。

 

あなたのお宅の

「まだ使えるもの」たち、

家の中で働いているだろうか?