『上田と女が吠える夜』という番組が好きで、娘と一緒によく観ます。
先日、サッカー 元日本代表 槙野智章さんがゲスト出演、
その中でMCの上田さんが槙野さんに
「女子の初めてのお家/部屋に行って、最初に見る場所、ってどこですか?」
という質問の返答が
「トイレの便座の裏」と言っていたのを記憶しています。
意外な答えに
上田さんは「世界中の女の人を敵にまわした」と言っていましたが、
私は、そんなこともないぞ!とテレビに向かって言っていました。
会場の人たちから「えーー」と言われた槙野さんは
「そういう(男の)人も多いと思いますけれど」とも言っていたように
そうかもしれないなぁ、と思うと同時に
かなり本質をついた発言、だと思ったのです。
単純にトイレ掃除をすればいい、綺麗好きかどうか。という話でもありますけれど
それ以上に
家の中で1番か2番目に汚いと思われる便座裏に自分の手を汚せるか?着手できるか?!
ここに問題があるのだと思います。
汚い場所に手をつけられるのは
自分の手や体を使って、嫌なことでも動けるか。
そんな意味合いがある様な気がして
槙野さんの意見に大いに賛成同感、そして自身を振り返り少し恥ずかしいような気持ちにもなりました。
男子が座って小をする、掃除は誰がする、なんて話は、ここではナンセンス。
人が見ていない所、皆が見えない場所、でも、抜かりなく。
全てきっちりやる。というよりも、見ていない場所こそ、手を抜かない。
そう思うのです。
一つ一つの所作が、やがて人をつくるのだと実感した、
とても地味な・地味すぎる、エピソードでした。