捨てるのは物だけではあらず。
思い込みを捨てることで、
片付けが楽になることがある。
片付けを邪魔する思い込み、お伝えする。
片付けは捨てることではない。
捨てることが「ゴール」になっていないだろうか。
片付けはゴールではなく「手段」だ。
あなたが今まさに直面している思い込みだ。
捨てるだけにあらず。
移動したり、一旦別の場所に保管したり、使いなおしたり。
捨てればスッキリする、というのは刹那的な考え方。
本来片付けは、毎日の地味ながら長期的な活動なのだ。
金内が片付けの現場に足を運び続け、
これまでの自身の考えが一新したこと。
子どもが片付けられないと思っている大人の多いこと。
間違っている。
というのも、どちらかというと
大人よりも子どもの方が片付けが上手い。
しかも素直、直感で選ぶ、しがらみを考えない。
だからすぐに物を選び取ることができる。
邪魔をするのはむしろ大人だ。
「それ、頑張って作ったじゃない」
「それ、高かったのにもう捨てちゃうの?!」
「えー、これは取っておこうよ」
子どもが判断したのに、大人が邪魔をする。
もお〜〜!!
何度も見てきた。そして自分もやってきた。
大間違いだ。
片付けられない人間などいない。
過去にいわゆる“汚部屋”の片付けもしたが、
片付けられる。できるのだ。
ゴミ袋30袋以上捨てた。紙ごみもゴミ置き場まで何往復もした。
ただ一人では難しい場合もある。
サポートさえあれば、できるのだ。
苦手を「できない」と思い込まないことだ。
できるかどうかではなく
やるかどうか、だ。
これは嘘だ。
幸せの基準なんて自分自身が決めることだ。
散らかっていても幸せな家庭はいくらでもある。
過去に、
散らかった友人宅に訪問したことがあるが
子ども5人のお母さん。
朗らかでいつもニコニコ。
部屋は散らかっていたが
テーブルだけは片付いていた。
そこには花が一輪、花瓶にさしてあった。
聞けば
「ここに花があるとホッとするの」
自分の“聖域”を持っていた。
彼女の朗らかな子育ては家族全員幸せにすると確信した。
片付いていれば幸せか?
そうではないと思っている。
できる人こそ、こういう言葉を、考え方を持つ。
それ間違っている。
暮らしは家族全員で作り上げるもの。
独りよがりになっていないだろうか?
実際には
母が頑張る時間が物理的には多いだろう。
だからと言って
休んではいけない。なんて思ってはダメだ。
眠かったら「寝る!」と宣言して、寝てもいい。
ジャンクフードをたまには食べさせてもいい。子どもは喜ぶぞ。
4でお伝えしたが、
ママが笑っていることが家族にとって1番の幸せなのだから。
片付け(暮らし)に神経質にならないこと。
幸せになりたければ笑う。
これだけでいい。
片付けのプロらしからぬ発言かもしれない。
しかし、
健康という土台があってこそ片付けができる。
あなたが心身ともに健康であることが一番。