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2025.11.05これからの生き方【女を上げる】3冊

 

 

先日TVで映画のイベントに出演したという

俳優・吉永小百合氏を拝見した。

 

 

全く歳を取らない外見に驚いた(いつもTVを観る度に感じてはいたが)

なんと、御年80歳。

 

美しいだけではない、

なんとも言えない品格がある。

 

TVの前で、ポーっとなった。

 

 

この品格、

生まれながらに「備わっている」ものなのか。

それとも後天的に「積み重ねられた」ものなのか。

 

 

品格について自分なりに考察してみた。

じっとしていられなくなり、

図書館で本を3冊借りた。

 

 

 

 

1   『女性の品格』

 

もう3度は読んだであろう、本。

ベストセラーなのでお持ちの方も多いかも知れない。

 

女性の品格』坂東眞理子 著 ・・・

 

 

「不遇な人にも礼を尽くす」(P130)

 

「勝てば官軍、負ければ賊軍」という言葉があります。

祝賀の人並みが押し寄せあふれかえる当選者の事務所と、ひっそり静まり、いつの間にか一人ぬけ二人ぬけしてさびしくなる落選者の事務所。

(中略)

女性はそのひそみに倣(なら)いたくないものです。

勝負は時の運。たまたま今は日が当たらなくても能力や人格が優れた人、自分を認め親切にしてくれた人には敬意を払い、丁寧に温かく接するべきです。今現在の職場での成功、不成功で人間を評価するのは、薄っぺらな人間性の乏しい人のすることです。

 

・・・本書より抜粋・・・・・

 

 

損得勘定で人の価値や人間関係を決めていないだろうか。

 

 

 

 

2   『不機嫌のトリセツ』

 

不機嫌のトリセツ』黒川伊保子 著・・・

 

 

「歯を磨くように、皿を洗うべし」(P91)

 

家事は、生きるために免れない営みであり、生きる喜びでもある。家事に主体的に参加して、自立して生きられることは、人生の尊厳につながっていると私は思う。

(中略)

歯を磨くように皿も洗い、お尻を拭くように床も拭く。それは、生きる営み。「主婦がやるべき仕事を、ここらでひとつ分担してやろう」的な、他人事的な話ではないのである。妻が主婦を務めてくれたということは、生きる営みを代替してくれていたのである。ここからは、共に生きる。二人で主婦(夫)になるのである。

定年、一区切り?バカ言っちゃいけない。人生最大の正念場である。

 

・・・本書より抜粋・・・・・

 

 

黒川氏の義母が、晩年下の世話が自身で出来ずに泣き、尊厳を失った気持ちになった。対し自分の尻を拭ける身でありながらも妻に自分のことを“尻拭い”をさせる夫を愛せないのは当然とも辛辣に語っている。

 

女性の自立を後押ししてくれる、

スマートで明快な一冊。

 

 

 

 

3   『1ミリの優しさ』

 

1ミリの優しさ』 IKKO 著・・・

 

 

「人生で削ってはいけないもの」(P180)

 

シンプルに生きるのも大切だけど

 

歳を重ねるほど、若い頃よりもシンプルに生きることは大切だけど、

心のないドライなお付き合いばかりをするのは危険ですね。

人と愛を持って接することで、また愛を受け取るものだから。

シンプルにコンパクトに生きると決めても。「愛」だけは忘れないこと。

愛というのは、男や女だけではなくて、人生の全てに関わるもの。

お互いに気をつけようね。

愛のない人生なんて悲しいから、

愛を持って。

 

・・・本書より抜粋・・・・,

 

 

家庭は優しさで成り立っている。

「優しさ」まで、ゴミ箱に捨てていないだろうか。

 

 

 

結論。

 

品格とは?

 

一日にして成らず。

努力次第で身につけられるもの。

まだまだ道半ば。

 

 

さてこの3人の言葉。

胸に刻み、前を向いて歩いていこう。