お盆も後半戦。
もう実家に帰られたり、親戚一同でお墓参りを済ませた、家族水入らずでひとときを楽しんだ、という方も、いらっしゃるでしょう。
核家族がますます進んで、私の周りでも「旦那(妻)の親と同居」という人は
少数派です。
家族が一つの単位、として成り立っている私たち。
盆・暮・正月、と帰省のために、旦那(妻)の実家に帰る事でため息ついている、そこのあなた。
なんとか義親と仲良くしなければ。
いい嫁(夫)として見られたい(もっと言うなら、いい「母」としても見られたい)
少しの我慢、我慢さえすれば、、つかの間だけ頑張ろう。
過去の私がそうでした。
結婚24年目、結婚後すぐに義両親が近くに住んでいる環境、スープの冷めない距離に住んでいる主人の実家には、いつも子供をお世話してもらったりしていた関係です。(ちなみに私の実家は遠方です)
無理すんな。嘘は顔や態度に出る。もう「いい嫁」は捨てよう。
いつからか確信した自覚はありませんが、じわじわと感じるようになりました。
【1 嫌なことは、はっきり「伝える」】
いきなりハードル上げてきた?
いや、でもとても大事なこと。
思ったことは言えず、溜め込む性格だった私が、
10年ほど前、舅に言われて傷ついたことがありました。
溜め込んでいたことが、ある日突然爆発したのです。
言えない私は手紙に自分が思ったことを書き、投函しました。
その後、舅からの謝罪があり、
それからと言うのの、徐々ではありますが、言いたいことを言えるようになりました。
その時に私が怒った・書いた内容はもうとっくに水に流れてしまい、
本当に何を怒っていたのか思い出せないのですが、
あの時「怒った」ことを「真剣」に「伝えた」ことで、自分自身が大きく変わった気がします。
【2 自分の「親」だと思って甘える】
自分の親が遠方だと言うこともあったのですが、
会う頻度としては主人の実家の方が明らかに多い。
子供が小さい時は、週3、なんてこともあったっけ。
だからか、「義理の親」とは言え、遠慮しない。ということを学びました。
馴れ親しみやすさ、タメ語など使う、と言うことではありません。
実の親でもそうですが、家族を持ってからというものの、帰省するたびに、なんだか窮屈な居心地の悪さを感じます。
言いたいことも言う関係ではありますが、血がつながった親とは言え結局は「他人なんだな」と、大人になった私は常に思うのです。
いい嫁同様、「家族だから仲がいいのは当然」という「神話」を捨てませんか。
引き換えに「甘える」ことをおすすめしたい。
例えば、少しの時間子供を見てもらう。
実家のように甘える。そのくらいの距離感でちょうどいい。と思うのです。
【3 子供にとって「おじいちゃん」「おばあちゃん」である】
あなたにとって、おじいちゃん、おばあちゃん、はどんな存在ですか?
「孫って可愛い」「子供には強くあたってたけれど孫には優しくなれるわ」
おばあちゃんになった、先輩の知人たちが言うのはこの言葉です。
そう、当然ですが、自分の子供たちにとって、実家の親も、主人の親も、「おじいちゃん」「おばあちゃん」なんです。
大昔、田舎に同居していた曽祖母と祖母の仲が悪く
孫という立場であった私は「なんだかな」と思っていた小学生時代があります。
嫁姑なんて、きっと一生わかり合えないけれど、それなりに努力はしたい。と思う。
子供に変に気を遣わせることは避けたい。
迎合せずに調和する。
子供の世代に繋げる一人の人間として。