
家事はリターンが少ない?
自分だけ損をしているよう?
どうせすぐに散らかるからやる気が出ない?
以前ある方との会話で
「家事はお金にならないから、やらない」
と、バッサリ豪語している方に会った。
確かに
家事、主に料理、掃除、洗濯など。
毎日同じ事の繰り返しで、
家族からもキホン「ありがたがられ」ない。
当然のように淡々と日常が過ぎていく。
「お金」にならない。彼女の言葉が反芻する。
家事をしてクライアントから「お金」をいただいている私は
そうかな?と考えてしまった。
家事をしたくない理由で、よく伺うのは
「仕事から疲れているにも関わらず、
育児や洗濯や料理の家事が毎日待っている」
私は片付けのプロだが、
とりわけ家事の中でも優先順位が低い(と思われる)掃除や片付け。
洗濯物や料理が上位にくるのは、
緊急性×重要度が高いから、だ。
『時間マトリスク』と言う、
タクス管理をご存じだろうか。
生きる為に作り食べる。
着る服がないと困る。
それとは異なる方もいる。
ある方は
「子供が小さい頃、喘息を持っていたから一日2回は掃除機をかけていた」
「家中掃除した」とのこと。
医師から掃除が効果的と言われ彼女は言葉通り守っていた。
この彼女の場合、掃除は緊急度×重要度ともに高い。
当然ながら
人によって
緊急度×重要度が違う。

同じお子さんがいる家庭でも
それぞれの状況やライフスタイルまた価値観に寄って違う。
参考まで
緊急度×重要度 タスク管理
↓
💻リンク
では、どうしたら良いか。
家事を、一つづつ書き出してみよう。
その中から
やりたい事、やりたくない事、
やりたくないけどやる事。など。
あるが、
一旦感情は横に置き
緊急度と重要度をつけていく。
そして
緊急度×重要度が低い家事を削る。

例えば、
床掃除とする。
人にも寄るが
急いでやる(緊急度)必要もなし。
やらない事で誰かに迷惑がかからない(重要度)
だろうか。
片付け/掃除なんて最たるもの、か?
これを削る。
削ると言うと「やらない」と考えるかも知れないが
そうではない。
夫と協力して力を分散する。
家事代行サービスを使う。
道具(ロボット掃除機を使い)をアップデートする。
「やらなければいけない」思い込みを捨てる。
他を頼る。
が大きなキーポイントになる。
あなたが疲れるのは
一人で抱え込んでいるから。
私は家事は「お金」以上の価値がある。と思う。
金額は、ここではどうだっていい。
家事は
緊急度は低いが、重要度はものすごく高い。

なぜなら
夫婦仲良くなれる。
子供が自立する。
他人との距離感を掴め、大切な人との繋がりを優先できる。
家が整う事で、プライベートだけでなく仕事にも集中できる。
足るを知る事で等身大の自分になれる。
などなど。
語り尽くせない程あるが、
「お金にならない」と、短絡的な損得勘定で、
目先の事に振り回されないで
長い目で見て
地味な道のりのゴール地点て
振り返った時に、ガッツポーズする程の
強力な成長を感じるのだ。
目には、数値には、測れ知れない、価値だ。
最後に
自分だけでなく、家族、暮らし、人間関係、仕事が充実する。
これだけは自信を持って言える。