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2025.10.01捨てる【言語化】で生まれるものは?

 

 

先日、中1の娘と秋冬の衣類を何着が購入した。

 

 

娘の箪笥引き出しには、すでに夏用ボトムが100%入っており、

新たな購入したボトムは、これ以上引き出しには入らない

 

 

母であり、片付けのプロでもある私は

引き出し内の“履いていないボトム”は何着かあるのは

把握していた。

 

 

購入したタイミングで

「引き出しの中、買ったズボンが入らないから、どれか要らないものあったら出して」「(勝手に)捨ててもいいし」

 

 

しばらくして

娘が引き出しから、“捨てるボトム”を

キッチンで夕飯を作っている私の前に出してきた。

 

見て見てー。と。

「これ、捨てようと思っている」

 

 

そのままゴミ箱に直行でも良いが

娘は私に持ってきた。

ちなみに、娘に持ってきてと「強制」はしていない。

 

 

そして

娘に“捨てる理由”を聞いた。

 

 

ああ、面倒くさ?

捨てるにも理由が必要か?

自分の感覚で捨てれば良い?

 

 

「理由」は必要だ。

 

何故なら「言語化」モヤモヤを細分化、する事で、

暮らしを改善に導くから。

 

 

 

 

1    捨てる理由

 

3本のボトムを持ってきた。

どれも“以前はよく履いていたが今はめっきりご無沙汰”なボトムたちのようだ。

 

 

 

 

ほうほう。

 

一つづつ手に取り確認した。

 

「これはね履くとキツくなる」

「これはね肩紐がずれ落ちる」

「これもキツくなったから捨てる」

 

3本目のキツくなった、と言うボトムは

よく見ると一昨日も履いていた。

「あれ?これ一昨日も履いていたじゃん。キツいの?」

 

「そう、太ももがキツいけど履いていた」

無理して履いていたのか。

節穴の目を持つ、母である。

 

娘の判断を深掘りせず、そのまま受け入れた。

 

 

 

 

2   そりゃキツくなる

 

そりゃ、中学生だ。

夕方帰宅すれば「お腹空いたぁ」と

軽食を食べて、塾に行く。

で、夜帰宅したらまた、夕飯を食べる。

 

成長期も相まって身体つきもしっかりしてきた。

そりゃズボンもキツくなるわけだ。

 

 

 

新しいズボンは彼女の身体にピッタリと沿うように

おさまっている。

 

捨てた3本のボトムは、

半年前以前の小学生の頃から履いていた。

 

「よく着ていたけど、もう十分お役目ごめん、ね」

娘に声を掛けて。

 

たかがズボン、とお思いだろうが、

彼女なりのストーリーを築き、ともに暮らしてきたボトム。

 

娘は頷きながら、これらをゴミに入れた。

「ありがとう〜バイバイ」

 

 

 

 

3   言葉にすると生まれるもの

 

今回、子どもの成長を感じた片付けを紹介したが、

 

他にも

「友人の整理をしたいから、これまでの住所録を見直す」

「イメージを変えたいから、新しい家具にチェンジする」

「新しい資格を取りたいから、古い本棚を一掃する」

など。

 

 

 

物を捨てる時に「あなたの言葉」を添えて

 

 

外野から言い訳?屁理屈?と言われようが、何だって良い。

 

 

何よりも

言葉にしてはじめて、宣言なり、覚悟なり、納得が出来る。

環境を自分を変えるためのステップだ。

 

 

独り言でも良いが、

家族がいれば、共感して正当化してもらえる、はず。

(ん?してくれない??)

 

 

一人では捨てるのに躊躇する方。

捨てる事に常に罪悪感を持っておられる方。

環境を変えたいが何から始めたら良いのかわからない方。

 

 

ぜひ、お試しいただきたい。