今日は秋分の日。
家から30分ほどの
お墓参りに夫と出かけた。
秋分のほかに、春分のお彼岸、お盆が近づくと
カレンダーを見て一週間前あたりに予定を立てる。
平日の昼間一人でフラッとお参りすることもある。
さて、お墓参りには、外出がままならない年老いた親に代わって
娘である私、夫婦がお参りすること5年以上。
定期的に訪れるには、負担のないスケジュールと計画が大事だ。
片付け・掃除のプロとしての立ち位置で、お墓をきれいにする。
「お墓参り」を推奨したい。
お寺(霊園/墓地等)で借りられる/入手できる物があるので、
事前に確認いただきたいが
お墓参りに必要な物
・花
・お線香/ライター
・掃除道具(バケツ/スポンジ/ブラシ/雑巾)水、ゴミ袋
があれば、お墓参りはできる。
花以外のお線香、着火台、掃除道具はお寺でレンタル/購入可能。
花(と、お線香を購入する現金)さえあればなんとかなる。
他にも、
宗派や地域によって、供養の違いはあれど
お供物(故人が生前好きだった物など)ろうそく、虫除け、など。
基本的に必要はないが、気持ちに応じて、というところだろうか。
いきなり花を供えたくなるが、
その前に。
①雑草抜き
暑い時期に伸び切った墓石の周辺の雑草を抜く。
水を使ってしまうと足元が泥だらけになってしまうので、
まずは水を使わない雑草抜き。外側から攻める。
雑草はゴミ袋に入れる。
できたら隣にかかる雑草も抜ける余裕も欲しいところ。
②掃除
墓石の上から静かに水を全体にかける。
洗剤などは一切使わない。
上から下の順で掃除する。
彫られた名前の部分は窪みがあるので、小さめのブラシを使い、中まで丁寧に掃除する。
墓石全体はスポンジなどで苔などがあればやさしく落とし、後ろ側もチェック。
落ちない汚れは潔く諦める。やりすぎは厳禁。墓石が傷む原因になる。
ブラシ/スポンジで汚れを落としたら、
最後に水を上から掛けて汚れを流す。雑巾で拭く。
水は最後まで使わずに、花立に花を供えるために水を注ぐ。
③花を供え/線香をあげる
ここでやっと花と線香。
実は準備8割だ。
売っている花は比較的長さのある状態なので、
サイズが感がわかっていれば、花屋で事前にカットしてもらうか、
手で茎を折って、原始的に葉や下部分をカットする。
線香は火をつけるタイミングが難しい。
自身の場合、本堂近くに着火台があるが、墓までの距離は100メートルはある。
以前、着火台につけた線香の火が燃え近づき怖い思いをしたことがあった。
そのため、火(ライター)は持参し、タイミングを見計らって線香に着火する。
線香自体「お供え」という意味もあるので、お供え物は基本必要ないそうだが、
食べ物などをお供えする場合は、下に紙などを敷き、供養する。
マナーの面から、お供物は持ち帰る。墓石にお酒などをかけない。
蝋燭は火を消して帰る。
最後に手を合わせてお参りする。
故人に会いに行く、という感覚は実はここ最近になって芽生えた。
それまで単なる「仕事」のような感覚でお墓参りをしていた
信心深くない夫婦だが、
掃除をし、花をやり、手をあわせる。
ただ一連の行動だけで、自身の役目も一つ区切りができる。
家と一緒である。
掃除してきれいになって
花を供えることでなお、気持ちが穏やかになれる。
定期的に墓参りをすることで、雑草抜きの手間も最小限にできる。
昨今「墓じまい」目にする機会も多くなり。
それでも身近に墓があればやれることはやる。
先祖の存在は自分の存在に気がつくこと。
合掌。