先日、久しぶりに100円ショップに行き
自宅用の収納カゴをひとつ、購入した。
ずらっと並んだ陳列棚を前に、あれこれと眺め
手に取り、また戻し。他の商品と比較したり。
たった一つの110円のカゴを買うために、5分以上は悩んでいた。
至って大まじめ、である。
今日は収納カゴの選び方についてお伝えしたい。
100均はじめ、無印、IKEA、ニトリ、
全てのメーカーが共通する、
考え方やノウハウに沿ったもの。
今日購入したカゴも写真で紹介するが、それにとらわれず
ご自宅にあう物を選ぶために、応用していただきたい。
①高さ(深さ)
・設置する収納の高さに対してマッチするか(可動するか否かも検討)
・入れる物は背が高い物か低い物か
・深いものは下に死蔵品が発生する可能性がある。
反対に浅いものは入りきれるか、あふれやすくならないか注意する
②幅
・2つ以上並べた時に、余分に空間が余らないか、またカゴが入り切るか
・扉付きの収納内に設置する際、扉開閉部分に引っかかり取り出しづらくならないか
・入れる物が窮屈にならないか
③奥行き
・収納内の奥行きスペースにマッチするか?余る?足りない?
・収納内の奥行きをカゴを使って全てまかなう?それともカゴを幾つか分割して使うか
・縦にする?横にする?四角い箱をどのように使うか
などなど。
①利便性だけで選ばない
取っ手付き、キャスター付き、軽い。
メリットはあるが、反対のデメリットも考慮する。
取っ手があれば高い場所も取り出しやすいが、その分のスペースが無くなる。
キャスターがあれば移動しやすいが、重い物は入れられない。
軽いのは持ち運びに便利だが、場所によっては安定感が失われる。
など。
②主に誰が使うか?
例えば、リビングに置くおもちゃボックス。
小さい子どもが使いやすいよう、シリコンのように柔らかく角が鋭角でないもの、など。
使う人にとって負担がない物を選ぶ
③何処で使うか?
キッチンの作業台の上に物が沢山あるから、といって
物の量に合わせて大きなカゴを選ばない。
作業台を広々と使いやすくしたいのなら、サイズと物量を見直し
作業台スペースを確保したいもの。
さて、最後に一番話したい事。
そのカゴを買う目的は?
「何かに使えそうだから」
これだけは避けたい。
目的の無い買い物は、早い段階で、いや、買った時点で
「ゴミ」になる可能性も高いから。
「100均だし。安いからいいや」も同じ。
物を大切に選んで使おう。
例え100均であろうとも、
使う場所、使う人、何を入れるか。
を決めてから、買い物していただく事をお勧めする。
サイズだけ見て収納に合わせても
ご家族やご自分がその収納に「フィット」しなければ、
全く意味がない。
100均のカゴだって、乱暴に扱わなければ、フツーに10年はゆうに「持つ」
そのくらい長い年月、暮らしに寄り添うもの。なのだ。
さて、欲しい収納カゴのタイプは決まった?