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2025.08.01違いわかる?【掃除と片付け】の目的

 

掃除と片付けの違いって?

 

 

片付けに伺うクライアントと話していて

「掃除」「片付け」の言葉をよく使うが、

掃除も片付けも同じような意味合いで混同されているなぁ、と感じる事も少なくはない。

 

 

どちらも結果、「綺麗になる」

と言う点では一致しているだろう。

 

が、方法や目的、さらに結果が違う。

 

 

と言うわけで

今日は掃除と片付けの違いについて話したい。

 

 

 

1   掃除と片付けの違い

 

それぞれの違いを簡単に説明。

 

目的

掃除  汚れを取り除いて清潔にする

片付け 物を整理しスペースを作る

 

方法

掃除  掃く、拭く、磨く、など

片付け 物を分別し処分移動する

 

 

必要不可欠な視点

掃除  隅々まで見る視点

片付け 分類・分ける視点

 

順番としては、

①片付け

をしてから

②掃除

をしたほうが、

部屋にある物が減る事で

スムーズな流れを維持できるはずだ。

 

 

 

2   それぞれの特徴

 

大まかな特徴としては、

 

掃除

全体的に軽作業でありながら、くまなく見る事が大切。

例えばライトの上の埃、埃や収納内のカビ、窓レールの汚れなど細かく隅々まで見る事が必要。

 

片付け

物に寄っては家具を移動するなど重労働でありながら、

分類する作業

例えば、絵本一つとっても、スタンダードに子供部屋に絵本を置く、リビングで読む場合はリビングに。寝室で読み聞かせをするなら寝室に。と。

用途別、部屋別、目的別などに分ける事が必要。

 

 

 

3   「綺麗」の価値観

 

どちらも見た目は「綺麗」になる。

 

大体は

掃除は汚れが落とされ、ピカピカに。

片付けは必要なものだけになり、広々としたスペースに。

 

しかし、

人に寄って、また状況に寄って

「綺麗」か「汚れて」いるかは、

価値観の違いがある。

 

 

家族と意見が違う事は無いだろうか。

 

例えばトイレ掃除。

自分は清潔・衛生を保つため「毎日掃除したい」が、

家族は「週に一回の掃除でいい」など。

 

価値観やこれまで生きてきた価値観によって

どちらが良いと言う話では無く

毎日か一週間か、が違う、と言うだけだ。

 

 

片付けもそうだ。

子供部屋が「散らかっている!」と母は思っていても

子供自身は散らかっている状態であっても、むしろ

「落ち着く」状態かもしれない。

 

 

人により価値観は違う。

だからこちらの想いを伝えても家族に伝わらない事態が起こる。「汚いのに掃除しないなんて!」と。

 

また、同じ人間であっても

健康な時、病気の時、産前産後育児中、親の介護、仕事が立て込んでいる、などでも

掃除、片付けに使う時間も否応なしに変わってくる。

「やる気がある」時、「気になるけど出来ない」時、と。

 

 

人、状況に寄って、掃除も片付けも

出来る時と出来ない時がある事を知っておくと

人にも自分にも寛容に「許せる」ことが出来るようになる。

 

人も自分も責めるべからず。

 

現在

ご自分が「掃除」か「片付け」どちらを必要としているだろうか。

またそのためにどう動いたら良さそうか。

 

 

是非参考にしていただければ幸いだ。