先日片付けに伺ったクライアント宅にて
物を取捨選択する際、クライアントが
「迷ったら捨てる」と
言いながらゴミ袋に「迷うもの」を入れた。
私は逆。
「迷ったら残す」派。
迷ったら
捨てるor残す
あなたはどちら派?
どちらでもいいのだ。
おおよその自分の軸さえ決まっていれば良い。と思う。
しかし、
迷ったら「潔く」捨てる事が出来れば良いなぁ、と思っている。
残す派の私は、残すことで判断を「ずるずる」先延ばしにする、優柔不断なのだ。
よく
「金内さんは捨てて後悔したものはありますか?」
とご質問をいただく。
もちろん、ある。
勢いに任せて捨ててしまったセーター
夫からのプレゼントの帽子
間違えて捨てた返信用プリント
など。
やっちまったぁ、
と学習して、次に活かす。
経験を蓄積させて、慎重に判断するしかない。
今でこそ、整理や片付けにおいては、
「後悔」はほとんどない。
それでも「迷い」はついて回る。
以前は片付け以外にも自分の行動一つ一つに
「後悔」があったような気がする。
「後悔」は
ああなればこうだったのに。
捨てなければ良かったのに。
セーターも、まだ着られたのに。。??
後悔したくないと、生きているのだ。
対し「迷ったら捨てる」派は
最初から後悔がない。
捨てても後腐れがないのだ。
さよならしたら、もう終わり。
捨てた物を思い出す事もなかろう。
私以外の家族は
「後悔しない」人達だ。
ある日、私がある出来事に「後悔」を口にした事があった。
そんな私の言葉に「後悔って何?」と家族が聞いてきた。
へ?
私の方が聞きたいわ。
「後悔が無いの?」と。
そうしたら
「そんなもん、終わった事をいちいち考えていらんない」
と一蹴された。
振り返らないのか?
ウジウジ考えないのか?
うそだろ、信じられない。
「その時々をフツーに過ごしていれば後悔しない」とも。
カッコつけて強がってんじゃ?かと意地悪に疑ってみたが、
そうでもなさそう。
ふうん。と聞いていたが
スパーンと竹を割ることができない、
なんとも切れ味の悪い私である。
『後悔しない生き方』なるものを、
最近本やネットなどでよく目にする。
やはり、私のような
「〇〇だったら、△△だったのにぃ〜」と
思う人は案外いるんじゃないかって思う。
迷う事は悪く無い。
ただ片付けの迷いは放っておくと
積もり積もって、山になってしまう。
これには
量、時間、スペースを意識してみるとよい。
①量
どのくらいの量持つ?
②時間
どのくらいの時間かける?
③スペース
どこにどうやっておく?
迷うものは、一時避難を。
3つの意識すべき点を押さえて、保管するとよい。
闇雲に、ただ持っていただけでは
迷いっぱなしのものが、あなたの暮らしを占領してしまう。
例えば
①ダンボール一箱、②年末に一年更新で、③納戸の奥に。
を、
仮に、で良いので作る事をおすすめする。
迷い多き人生。
決められるようになるのも訓練が必要。
自宅には、ジャガイモ、玉ねぎ、人参、肉がある。
今晩は、カレーかシチューかどっちにする?
案外そんな単純なことと同じ、かもしれない。
目の前の小さな取捨選択から始めてみてはいかがだろう。