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2025.06.04一体どこに?【片付けの正解】はあるか。

 

ずいぶん前の話になるが、

 

ある食品企業との『コラボ景品』として

金内の片付けサービスを提供」する、と言う企画があった。

 

 

モノではなく、コト。のプレゼント。

 

最近の景品といえば、

旅行やテーマパークのチケット、など

体験型プレゼントもよくある。

しかし、片付けとは。これまた珍しい。

 

 

プレゼントの対象者は、

食品を買って、パッケージから応募し、抽選で当たった方にプレゼントされる。と言うもの。

 

当選者には企業から連絡があり、

当選者と金内、双方の日程調整後、

直接ご自宅に伺う、と言ったものだった。

 

3名の方が当選された。

3名ともキッチンの片付けを希望されていた。

 

 

当選者のお一人は、大阪にお住まいの方で

日帰りだったが観光気分で片付けに伺った。

ご夫妻とも話が弾んで思い出に残る1日だった。

 

あとのお二人の方は

関東の方でどちらも通勤圏内。

 

そのお一人、わたしよりも年上の女性の方。

 

キッチンの片付け、と言う事で、

まずは全体からお悩みを伺い片付けを始めるのだが

目指すゴールがはっきりしない。

 

それもそのはず。

キッチンは完璧、と言ってもいいくらいに

片付いて」いたのだから。

 

悩みなど無さそうな。。

 

 

1    困っていない片付け

 

そうは言っても、なぜ応募されたのか?

そして、なぜ金内が伺う事になったのか?

 

自分でも正直、どうしたら良いか思案した。

 

さらには

「あまり(暮らしに)困っていない」と

クライアントは言った。

それが一番私を困らせた。

 

困っていないものを、どうやって片付けるのだ。

 

とはいえ

一つ一つ、拝見し整理収納ができているポイントを褒めた。

その中で、日々のちょっとした不便や

改善した方が良い?相談などがあり

それに答える形にはなった。

 

実際には

あまり手を動かす事もなく、それは終わった。

 

 

 

 

2   完璧な収納

 

そう言ったクライアントは他にも案外いる。

 

勝手ながら、

片付けの『正解』が欲しいのだ、と思っている。

 

自分のやってきた家事や片付けに、誰もジャッジなど

しないで暮らしている。

それは紛れもなく自分もそうだ。

 

『あなたのキッチン収納は80点です。

足りない20点は、収納内に点在する乾物の管理、

来客用食器が来客の訪問頻度よりも若干多く見受けられます」

 

なーんて答えを期待しておられるのだろうか。

 

片付けのプロなど、世に腐るほどいるし、

それぞれの考え方など、

100人いれば100通りの答えが出るであろう。

金内の場合、主観と経験値で判断してお答えするだけだ。

 

ぶっちゃけ

まともな答えなど、ない。と言う事だ。

それともAIが発展したら、そんな答えが出るだろうか。

 

 

 

 

3   片付けの正解は?

 

じゃあ、どうすれば良いのよ⁈

と言った意見が聞こえてきそうだ。

 

正解を求めたいとするならば

 

1でも伝えた通り、

あなたの困りごとを解決できれば、

それが正解だ。

 

困らない暮らしはそのままでいい。

わざわざ何も自分から困る要素を探さなくていい。

 

他人から見てどうとか。世間的にどうとか。

どうでも良いのだ。

 

情報が溢れる昨今。

『やっちゃダメ』とか『NG収納』とか。

もしや、、自分でも発信しているかもしれないが、

 

 

「ふーん」と軽くあしらっておけばよい

気になる事は参考程度に取り入れて、

自分には合わないなぁ。と思ったら切り捨てればよい。

 

そのくらいライト、なものなのだ。

気負わず、いつも通りでいいということ