4月から5月は
部活説明会や授業参観や保護者会などの学校行事で
子どもの学校に出向く事が多くなる。
かれこれ15.6年ずっと園小中高、と途切れる事なく
学校の保護者会での体験から学んだ事をシェアしたいと思う。
保護者会で、これからの学校生活はじめ
集まった保護者の面子から
クラスの雰囲気を感じとったり、
担任の先生はどんな人柄か?なども気になる。
が、一番緊張するのは
保護者一人一人が話す、自己紹介だろう。
自分の番が回ってくると何を話したか覚えていない。
と言うことも過去にはよくあった。
15年経過して、保護者会に何度も出向き
保護者一人一人の自己紹介で記憶に残ったエピソードを持つ方、と言うのは、誰1人としていない。
子どもの「最近の家庭での様子」「得意な事」は
正直、帰る道すがら忘れてしまうのだ。
それよりも何よりも印象に残るのは
「ああ、このお母さん(お父さん)いい人そうだなぁ」
と言ったイメージだけ。
もしかしたら、子どもの事も話したいかも知れないが
ごく普通の手短な一言二言の挨拶。で、充分。
ニコニコと「いい雰囲気」をまとっているだけで
それだけで周りの保護者からの好感が持てるのだ。
好感度を上げるだけではない。
後々自分が困った時に助けてくれる「味方」を増やすのだ。
実際に子育てや学校生活で困る事は、山ほどある。
特に小学生の2人以上のきょうだいが通っている方は
多いだろう。
保護者会で
きょうだいのクラスを「掛け持ち」する。
少ない時間(1時間程を)前半を兄、後半を妹、という風に。
他の方が喋っている自己紹介の最中に
見計らったかのように下の子のクラスに行く時間になり、途中退席する
下の子のクラスに行ったは良いが、自己紹介が突然自分に回ってくる。
これを避けるために途中退席していた過去もある。
それだけ嫌、だったのだ。
しかし、結局自己紹介からは逃げられない。
それどころか、
クラスを渡り歩き
しかも慣れない学校で迷子にもなる。
何とも中途半端な気持ちになるのだ。
それからと言うものの、渡り歩くのをやめ、
年に2回ほどある保護者会では
前期を兄、後期を妹、と割り切って出席するようになった。
クラスの雰囲気が知りたい?
面談や参観など、いつでもチャンスはあるのだから。
友達を誘って参加する方もいるだろうが
1人で行動した方が動きやすい。と思っている。
変わっているのかも知れないが、
行事の参加に至っては
始終、誰とも一言も喋らないで帰宅する事も多い。
全くママ友がいない訳ではない。
声をかけられる事も少しはある。
相手に踏み込み過ぎず、にこやかに挨拶だけ。
これだけで充分だ。
ママ友の関係も子どもの成長と共に変わる。
本当に気心が知れた人は
子どもが成長したらママ友ではなく、
一人の友人、として変化する。
立場や役割を超えて、長く付き合えるのだ。
付かず離れず。
そんな人間関係が心地よい。
グループよりソロを。
緊張はするけれど、、
新しい出会いが待っている。