娘の小学校卒業式を迎えた。
長いようで早い6年間。
私も母として小学校に途切れることなく16年通った。
感慨深い。
小学校卒業式には長男の頃から着物を着て参列している。
随分昔に実家に帰省した際、
母の桐箪笥から着物をいくつか見つけた。
「もう着ないから、朋子着ない?」そう言われ、その気になった。
着付けもできない。
子育て中である。
自宅に桐箪笥もない。
それでも着たい。と思った。
母のお下がりの着物を持って帰り、自宅に置いた。
それからというもの、子どもたちの小学校卒業式には着た。
セレモニー用のスーツもいいが
着物の魅力は格式が高くなるだけでなく、他にもたくさんある。
なぜ、着物なのか?
特に母になってから体重が増えた。体型が変わった。
それからたるんだ肉は戻っていない。
着物はそのような年齢で崩れた体型を受け入れてくれるのだ。
私だけではない。
着物を着て参列している同級生のママ達を見て確信した。
スリム型、ふくよか型、など様々な体型も全て美しく見せる。
洋服を着ている時よりもはるかに。
帯の位置が高くハイウエストで足長効果もある。
究極のIラインで体をまっすぐにスリムに見せる。
うなじの抜け襟がなんとも上品な印象を与える。
これは20歳の成人式の振袖の着物姿とはまた違う、次元の美しさがある。
この年齢だからこその、着こなしだろう。
年齢関係なく、体型関係なく。時代関係なく。
またキャラじゃなくても?着物を着るだけで楚々とした動作になる不思議。
先日「実家からの食器は重すぎる」というタイトルで記事を執筆したが
食器は日常使うものだからこそ、自分スタイルでいこう。という内容だ。
こと、着物に関しては全く逆だ。
非日常、年に一回着るかどうか。というもの。
しかも私には、イチから選ぶような着物へのこだわりもない。
その結果、譲り受けた。
だが、母と違い、私は着付けはできない。
頼みの綱の実家は近くない。
やっとの思いで、夫の知り合いに着付けをお願いしてもらっている。
ヘアは行きつけの美容院で。
子育て中だから、と言い訳になってしまうが
できないことは頑張らずにアウトソーシング。
他人様にお任せする。
着物の収納、といえば桐箪笥が代表的だろう。
自宅には桐箪笥を置けるスペースはない。
桐箪笥を置くとしても、暮らしの優先順位がかなり低いのだ。
しかし私は片付けのプロだ。
マンションのクローゼットに衣装ケースがある。
その中に着物、小物を入れることを思いついた。
着物のメンテナンスとして
・収納内の湿気を飛ばすこと
・満遍なく定期的に着ること
・シワになったら低温でアイロンをかける
を意識すれば
プラスチックの衣装ケースだって問題ない。
このスタイルにして10年以上経っているが、
虫食い、カビなどは発生していない。
小物は紐、肌着、バッグ、とまとめて入れることで
着付けをしてくれる知り合いがすぐに探しやすいようにした。
以前、リサイクルショップ店の方と話すことがあったが
着物の需要は年々下がってきているようで
リサイクルショップに出しても二束三文。だとか。
それならどんどん着た方がいいじゃないの。と思った。
あなたの実家で眠っている着物、ない?
着る時期も限られる。
思い出の一つ、としていかがだろう。