夜の11時過ぎに次男(19歳大学生)が
突如自分の部屋を片付け始めた。
こういうことは、自分にもたまにある。
テスト勉強前になると片付けたくなるのと似ている。
急に思い出したように散らかった部屋を片付ける。
夜間だったので音に気をつけながら片付けていたが
「ちょっとどうしたら良いかわかんない」と
案の定、呼ばれて手伝うことになった。
捨てたものは、この3つだ。
野球部のユニフォーム、練習着、靴、リュック、ボール、体操着
美術で描いた絵、作品類。
他にはフレームに入った写真を外して写真だけ残し。フレームは捨てた。
かなりの量だった。
ユニフォーム、中・高校時代の帽子以外
3年間の青春は一部を残し、思い出と共にさよならした。
通った塾のテキストを棚一列だけ残していた。
これも全て古紙として紙袋2つ分、処分した。
頑張った成果だが、今は一切見返すことはない。
今を生きているのだ。ってカッコよく言ったが
今は課題単位を取るために、いっぱいいっぱい、それどころではないのだ。
兄から譲り受けたお下がりの服。
趣味が全く違うので一度も袖や足を通すことなくゴミ袋に入れた。
状態がいいものや着れるかどうか、など全く気にしていない。
リュックも3つ捨てた。
ただ、高校時代に来ていた自分の黒いコーデュロイのパンツは
山積みのボトムの中から、思い出したように履き直し、昨日も履いていた。
自分で選んだものはやはり気に入っているようだ。
・・・・・・
これらが捨てたものの多くだ。
それでも捨てられなかったものは
中三の頃コロナ前にライブに行ったUVERworld(ウーバーワールド)のTシャツ3枚。
これは少し悩んだ。
当時、勿体ぶってあまり着ていないからだ。
部屋着にしようかな?まあ、それでもいい。
とっておこう。悩むっていうのはまだ捨てたくないのだ。
過去の思い出と共に一緒にしまった。
普段着を畳んでスチール棚に重ねて畳んでおこうとしたら
次男本人から
「重ねると取り出しにくい」
「ボックスに入れて立てて収納すれば取り出しやすい」
こうできないの?
と次男から意見があった。
先日の娘のイラスト用のペン収納といい、
うちの子らは収納に関して意見を出すようになってきた。
じぶんなりの快適を求めているようだ。
「量を多くしなければ3、4枚だったら重ねても問題ないはず」と答えた。
量を減らす?
それとも
ボックスに入れてもいいが、内寸サイズ・枠が決まっているので
実は便利なようでものが窮屈になる。それでもいいか?
どうする?
それ以前に
そんなに取っ替え引っ替え衣服を着まわしていないだろう。
4、5枚重ねているが、実際には上の2枚くらいで着まわしている。
衣類ももう一度見返した。
だいぶ減った。
そしてボトムは重ねて収納した。
次男の部屋から出た
45リットルのゴミ4袋ちょっと。
6畳ほどのスペースにこの物量があった。
目に見える景色や
ものを取り出せないストレスや
過去を意識して暮らすこと。
が変わったはずだ。
今を生きるのだ。
そういえば
3月末には長男の部屋を次男に明け渡す予定だった。
ここに次男が春から生活をするようになる。
まあ、それでもいいか。
荷物が軽くなった。