
「我が子は社会人として、きちんとやれているだろうか?」
成長した子を持つ親なら、一度は考えた事はあるだろう。
11/9.16(日)放映
フジテレビ系
ザ・ノンフィクション
〜僕に内定をください〜』
前編・後編
を視聴した。
まず、題名に喰いつく。
12浪の早大生、だけでも「おおっ」となるのに
38歳の就活、と来たもんだ。
今回の主人公、石黒氏。
埼玉県・川越に母と二人暮らしの38歳、大学生。
とにかく、不器用な男である。
受験期に、数ある中堅私大に合格になったにも関わらず父の「学歴差別」な言葉に、全て蹴り
「早稲田」ブランドを目指すも12浪。
念願が叶い合格したのは30歳。
大学生になっても、8年間在籍。
単位は人の2倍とった、とか。

そんな彼が就活する。
会社説明会の直前にPCを広げ情報収集。
エントリーシートもギリギリまで一文字も「書けない」
「マスコミ」志望だったのに、急に「YouTuber」になろうか。とフワフワ。
もぅー、大丈夫⁈⁈
ってなる、前編。
38歳という年齢ながら、
子どものような人だなぁ。言う印象を持った。
人に指図されるのが嫌い。
プライドだけは高い。
完璧主義で行動できない。
不器用な彼を取り巻く人物。

大学の出版サークルの大先輩の磯野氏。
同じサークルだったから「断る理由がない」就活を全面的にサポートする。
他大学のキャリア支援もしながら、石黒氏のエントリーシートを徹夜で付き合う。
エントリーシートが全く書けない〆切ギリギリの主人公に
ハッキリ物申し叱咤するが、絶対に見捨てない、磯野氏。
(視聴者の方がイライラして、とっくに見捨てただろう)
一緒に暮らす母。夫(主人公の父)とは離婚している。
スタッフからの質問にサバサバと答える。
「なりたいように」育てた。
「“頑張れ”って一度も言った事がない。大人に言うのって残酷でしょ」
印象的な言葉だ。
キッチンで母子で立つ姿は、
石黒氏が母に対しての優しい一面ものぞかせる。
後半に登場する、島根県の起業家たち。
石黒氏自身が自分の足を使い、島根の起業家たちに出会う。
島根には縁もゆかりもない、が。
それでも石黒氏に
「面白い」「粘り強い」「島根においで」と暖かく迎える。
最後には、石黒氏
島根県の食品会社に内定が決まる。
これを観て、涙が出た。
ああ。良かった。
こんな結末が訪れるとは、
誰も予想していなかっただろう。

彼自身、とても強運だ。
世間的には揶揄されてもおかしくない立場だが
彼を取り巻く、磯野氏、母、島根の起業の社長たち。
人に恵まれているのだ。
ダメだなぁ、と思う子でも
どっかしら良いところも絶対に、ある。
母になって強く感じることだ。
石黒氏が、戦国?首都圏から、
離れた地である島根の地、
自分を必要としてくれる場所に“素直”に足を向けた。
(交通費のためにポケカを売って。。)
戦う場所を変えただけではない。
周りからのあたたかいまなざし、がそうさせたのだ。
人の優しさに触れた、
ノンフィクションらしい、
少し笑えて泣けるストーリーだった。
久々にグッときた。