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2023.05.16電車で出会ったカワイイ紳士

先日、仕事のため

JR総武線快速電車に乗りました。

 

総武線快速電車には多機能トイレのついている車両があり、

地元民には見慣れた風景、なのです。

 

一緒の車両に乗っていた、

インド系の夫婦+10歳くらいの少年がそのトイレを入れ替わりに使っていました。

そこそそ混んでいたので、たまたまトイレの前に立っていた私は

最後に使う少年が入ろうとしたのですが「開」ボタンの存在がわからなかったようで、一生懸命扉を手で開けようとしています。

それを見た私は「開」ボタンを無言で押して開けました。

トイレに入ってからも扉を閉める「閉」ボタンを探していたので

手を伸ばし、それも押してやりました。

 

(国や性別は違えど)他人の子も自分の子の様なもんだ。

そんな気持ちです。

 

トイレから出てきた少年は

もう、それはそれは

かっこよく、堂々とした姿で

「thank you!」

ドヤ顔です。

 

我が子も周りの子でもそうですが、

そういう振る舞いをされたことがないので、こちらの方が今度は一瞬ビビり、どう振る舞えばいいのか?と少し困惑しました。

 

その後、また開いた扉を閉める「閉」ボタンを押し忘れていることに気づき、「開」ボタンを間違って押し続けています。

ああ、違うよ。こっち。

3度目の正直、「閉」ボタンを押してやりました。

 

さっきのドヤ顔から一転、

やっちまった〜という顔、顔を両手で覆い恥ずかしそうな落ち込んだような表情の少年。

 

「大丈夫大丈夫!」笑って、少年に声をかけました。

 

 

10歳くらいといえば、これから大人になる思春期の始まりの時期。

こんなおばちゃん相手だろうが、かっこいいところを見せたくなる時期。

男子3人育てた私としては

「可愛いじゃないの〜〜この〜〜!」

頭ぐりぐりしたくなる(もちろんしていないが)瞬間でした。

 

遠くから離れて見ていた、お母さん、お父さんが、

口パクで「アリガトウ」とアイコンタクト付きの笑顔でお礼をもらいました。

私も「いいえ」(という気持ちで)笑顔で返事。

 

 

他人の子も自分の子も基本一緒。

困った時はお互いさま。

お節介おばさんの日常劇場でした。