
高校2年生の三男。
今日は授業参観日。
その後、外部の予備校責任者による、保護者向け進路講演会を受講した。
大学入試。
保護者たちの熱量もさることながら、
講師から保護者へのメッセージが刺さる。
刺さったまま、この場を借りてメモしておく。
親子関係の中で
受験にまつわる、一番のトラブルは
「親子の進路希望に食い違いがある」と言うことを聞いた。
これは昨年参加した講演会でも聞いたし、
子供が3人卒業した過去の中学の進路説明会でも、全く同じように先生が言っていた。
もう何十回聞いているので、耳タコになっている。
そのくらい、あるそうだ。
面談の際に、先生を前に親子で“修羅場”になるとも。
うそだろ?と思ったが、本当らしい。
一体、何のための面談なのだ?!
・・・・・
Q 受験生(子供)が親に希望することは?
1位「いつも通り」
2位「暖かい応援・見守り」
3位「生活・精神面のサポート」
Q 受験生が親にやめてほしいことは?
1位「特になし」
2位「勉強面での意見・説教」
3位「口出し」
・・(某予備校資料より引用)・・・・
模試の結果も、いつもこうだ。
「どうだった?」と母(父)
「わかんないよ。そんなこと」三男。
「え?手応えとか、あるじゃん」食い下がる。
「・・・・・」三男、無視。無言。スルー。
「うっせーなぁ」と言われることもある。
挙げ句の果てには、模試の結果をこちらに見せない。
ああ、我ながらしつこいな。これがダメだって言ってるのだ。
まるで“親のセリフ”のように、いつも聞いてしまう。
特に受験生だからって過剰に反応しなくていいが
進路に関しては口出しをするな。が基本、だろう。
また25年前と現在の家庭での進路のあり方が
「誰にも頼らず自分(受験生)で決める進路」から「親と相談しながら進路を決める」に移行している
そうだ。
相談と口出しは違う。
相談は本人からの話が持ちかけられて、やっと成立するのだ。
受験生の大多数の悩みなるものをご紹介したが
少数派の意見にも目を向けたい。
「どこまで受けていいのか。何校受けるべきなのか。的確に教えてほしい」
リアルに受験への“投資”にも思慮する受験生の声がある。
親の懐具合を心配して、ストレートに口に出せない受験生。
この案件は、親から持ちかける「相談」だ。
転ばぬ先の杖、として本心は何校も受けたいが、受験料がかかる。
受験料はいくらまで出せるのか?何校受けられるのか?
共通テスト利用をして会場に行かないで済ませるのか?
同じ大学の複数学科受験で受験料が軽減される場合だってある。
電卓を弾かないとわからない。
また大学生になったら、親元を離れて生活するのか?自宅から通うのか?
自宅から通う場合、どこまでだったら通学できそうか?
仮に志望校に落ちたら
浪人はするのか?それともランクを下げてでも大学生になるのか?
なんなら、来年の受験スケジュールも調べ、
再来年のためにスケジュールを仮に立ててみる。など。
何ヶ月か前に、実際に本人と一緒に夫が相談している。
ちなみに夫は若い頃2浪で苦労した、受験マニア、だ。
「これなら入れる」と思う大学では、ダメだ。
「心から入りたい」と思う大学に入ってほしい。
これだけを願ってやまない。
そのために、親も頑張る、のだ。