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2025.12.08終活はまだ先?【迷い】ある人生論

 

 

片付けのプロって言うと

 

例えば、仮にあなたが片付けをしている横で

タイマー片手に「要るのか?」「要らないのか?」と決断を急かしているイメージかもしれない。

 

 

「3秒ルール」なるものも片付けの世界にはあるようで

物を3秒見て、要るのかどうかを決断せよ。

 

果たしてそんなこと、出来るだろうか。

 

出来るものもあれば、出来ないものもあるのは当然。

それより、時間を気にするあまり気が急き、

まともな決断ができるのだろうかと疑問に思う。

 

 

パッと物を見て感覚的に好き嫌いか、気持ちがあがるかどうか。

例えば洋服は判断できても、書類は好き嫌いでは判断できない。

必要かどうかもまた頭を悩ませる。

 

特に疲れている時などは、

連続する決断をフル回転で、頭や感覚を疲弊させる事より

ゆっくりお茶を飲んで溜めていたドラマを見たいのは

あなただけではない。私とて同じ。

 

 

迷う時間も絶対に必要だと思う

 

 

ただ迷いが積ったものが家の中で散らかり、

片付けを邪魔する事もある。

 

ではどうすれば良いか。

 

 

 

 

1   時間

 

食べ物と同じように

迷うものに「消費期限」をつける。

 

期限はできれば1年サイクルで見直す。

1年ってあっという間だが、3年、5年、と伸ばすと

忘れてしまう事が多々ある。

 

一年間使わなければ、おそらく処分になるが

それでも決められない場合はまた1年後に見直す。

 

 

時期はいつでも良いが、

カレンダーに「予約」する方法か

年末年始の大掃除の時に見直してもいいだろう。

 

 

時間経過と共に気持ちが変わる。

 

 

 

 

2   量

では、迷うもの全てどんなものでも良いか?と言うとそうではないはず。

 

回答した鉛筆で書き込んだドリルだって、下の子に譲るおもちゃだって、未使用の靴だって。

あれもこれもと自分の近くに置いておきたい?

 

 

あなたが手に抱えられるものには、限りがある

 

溢れんばかりの物を持つ事は、1でもお伝えした

見直す手間がそれだけ増える、と言うこと。

 

迷うものを

置きたいスペース。

置きたい量くらいは決めたい。

 

ボックス一つ、押し入れの天袋やクローゼットの上段など、

大型備え付け収納の一角に置けば、

スペースをさほど邪魔することなく普段どおりの生活を送れる。はず。

 

 

 

 

3 命

 

『徹子の部屋』を観ていたら

女優の浜木綿子氏が出演しており

「終活の話」をしていた。

 

なんと御年90歳。

背筋が伸び、表情も若々しく、変わらずとても美しい。

そんな彼女が「終活が進まない」と漏らしていた。

 

 

人はいつ死ぬかわからない。

 

「終活」と言うと、

高齢の方に向けてのものだと思っていないだろうか?

それは違う。いつだって終活なのだ。

 

極論だが、

赤ちゃんも若者も、まだまだと思い込んでいる?我々50代も。

全ての人は死に向かって生きている。

 

ただ、間違っても

死ぬために生きているのではない。

今を生きるために生きているのだ。

 

 

ものを減らして生きたい?

それ、本当だろうか?

 

煩悩・欲だらけの私には到底出来そうもない。

それに一番「死」に向き合いたくないのだ。

 

 

夫には先に私がいなくなったら「私のものは全部捨てて欲しい」と伝えてある。

妻の物がいつまでも家にあれば、夫の気持ちもそれを見ては沈むはずだ。

そうは言っても家族は捨てられないのも判っている。

だから、こちらの意思表示だけはしておく。

 

「迷う」テーマから、だいぶ飛躍した話になってしまったが

 

 

生きていれば迷いがあるのは当然。

 

 

迷った物だらけになっていないだろうか?

ものは捨てられなくても、迷いは少ない方がいいかもしれない。

 

 

一つづつ手にとって「命を使って」いこう。