「どうして片付けけをする方は精神論を説かれる事が多いのか」
以前取材でこんなことを言われた事がある。
メンタルが、やる気が、と
精神論ばかりでは片付けの良さは伝わりづらい。
人によって感じ方は様々だ。
自分とて
家族が片付けで幸せになる理由を伝えたいが
「家族が協力的になった」
どこがどのように?
「夫の捨てられない癖を認められるようになった」
それでどうなった?
「子どもが自然と片付けてくれるようになった」
本当かいな?!
と思ってしまう。
私でも。私もか?
具体的な事例(体験談)や
3年以上続いている事でないと
なかなか
「腹落ちしない」。
そこで今日は片付けの腹落ちした具体例を挙げていこうと思う。
持ち物を全て出して、愕然とした。
こんなにも使わないものが多いってことに。
そんな片付けが苦手なあなたも
ご自宅にある収納の中の半数以上は使わないもの。だ。
感覚で言っているのではない。
ただ、本当にクライアント宅300件以上出向き、
片付けをしたうちの95%以上の方が家の中、
収納の中の50%以上が使われていないもの、またはそれ以上なのだ。
使われていないことは
(使えると思っていたが)使えていない事実でもある。
買う時は使うだろう、もらう時は使いたい。そう思ったはずだ。
けれど時間と共にその存在を忘れてしまう。
自分がいかに使いこなせないのか?
期限の切れた食材をゴミ箱に入れる瞬間。
そんなことを繰り返す事が
今度は無駄なものを買わないようにしよう、と
予算内で買う、スペース内に収まるように買う。
自分に見合った量や質を選ぶようになる。
身の丈を知るようになるのだ。
あなたにとって大事なものはなんだろうか?
即座に順位付けで答えられる人は片付けも嫌いではないはずだ。
片付けの現場では
気持ちに寄り添うことはあっても
話の中での精神論は一切なし。
ものを一つ一つ手に取り、
「これは年に何回使っているものなのかどうか」
を聞くだけだ。
それだけで優先順位が他人の私でもわかる。
年に数回使うものよりも、毎日使う方が優先順位は高い。
そして優先順位が高いものこそ、より使い勝手のいい場所に確保される。
初対面でも聞けば一発でわかる。
そして機械的ではあるが、どこに何を置いたらいいのかも自動的に判断される。
「暮らしやすくなるって、こう言う事なのだ」
と嬉しいご感想をいただくことも多い。
人間関係もそうだ。
一年に一回会うかどうかわからない友人より、
毎日顔を見合わせている家族の方がズバリ、大事だ。
よく巷でも聞く事が多いだろう。
自分のご機嫌を取る。
これが片付けでできるのだ。
どうやったらいいのか?
1でもお伝えした通り
期限切れの食材を発見したり、
他にも
やろうと思っていたズボンの裾上げを2年間放置していたり、
親子で子ども部屋を片付ける約束をしたにも関わらず3日であっけなく破られた。
などなど。
できなかった事を知る。
落ち込んでいては、片付けの負のループに陥る。
それだけでは終わらせない。
「じゃあ、どうしたらいいか?」
とセットで考えるようにする。癖をつける、と言ってもいいだろう。
できなかったことをできるようにするためには?
もし仮に第二の案がうまくいかなくても、
違う方法を探す。
諦めない(精神論?!)
できないことは
人に任せたり、仕事量を分割したり、ハードルを下げてみたり。
他に方法を見つけ出す。自分の負担をいかに軽くするか。
自分を助けられない人間は他人も助けられない。
片付けだけでなく
凹んだ時こそ、この考え方で立ち直った。
人生は短い。
思いのままに生きようじゃないか。