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2025.02.16片付けで【動線は作れる】洗濯物の流れ

 

間取りのせいにして

うちの動線はうまく行かない

と勘違いされてないだろうか?

 

たしかに

クライアント宅に伺った際に

「動線いいな〜」という家はある。

 

例えば、水回りキッチンと洗面所風呂が一箇所に集中し、

ドアで仕切られて回遊性がある。

特に小さいお子さんのいるご家庭だったら

キッチンからお風呂上がりのお世話の動きが短くて済む。

キッチンで煮物を作りながら子育て、できるのだ。

 

いいなと思う?

 

 

が!

 

諸刃の剣、である。

 

例えばこのお子さんが成長し、

思春期に入ったとしよう。

 

子どもが風呂に入っている時に

うっかり内鍵をかけ忘れたばっかりに

酔っ払った親父が間違ってドアを開けてしまう。

そんな悲劇も考えられるのだ。

 

特に思春期は洗面所に立っている時間を超プライベート時間にしているはずだ。

風呂でなくても一人で鏡の前に立っている洗面所に

家族の誰かが立ち入ることはあまり歓迎されない。

むしろ嫌がられるのが関の山。

 

 

『動線がいい』

というのは

誰しもがいい事ではない、年齢や時間経過によっては不都合な事、だったりする。

 

 

間取りでがんじがらめにならない。

間取りはリフォームをしなければ変えられないものだが、

変えられるものがある。それは片付けと考え方だ。

 

 

その時々でぴったりくるものを。

変化にいかようにも調整できる。

片付けで動線は「作れる」

 

 

前置きが長くなってしまった。

 

動線がいい片付け、ってどういうことか?

 

①モノが一箇所集中でまとまった動き

②動作の流れがスムーズ

③溢れるものはどうする?

 

 

洗濯物を例にお伝えする。

 

 

 

1モノが一箇所集中でまとまった動き

 

当たり前&誰でもやっていること、だけれども。

 

洗濯用ハンガー、ピンチ、洗濯洗剤、柔軟剤。

 

洗濯カゴもここにある。使う時に収納から出す。

 

 

洗濯に必要なものは一箇所集中。

洗濯機から出した洗濯物はここでハンガーにかける。

 

 

洗濯機からベランダまでは5メートルほど。

 

 

 

 

 

2 動作の流れがスムーズ

 

干して乾いた洗濯物は各部屋に。

子供部屋、和室、洗面所に。

 

一つにまとめたいところだが、

子供服はそれぞれの部屋で管理している。

 

和室には夫婦の衣類が収まっている。

 

和室はリビングの隣で3メートルほど。

シワになったシャツは押し入れ下段のアイロンをかける。

 

リビングで取り込み→和室のアイロン掛け→押し入れに衣類をしまう

 

この道筋が短くスムーズに。

流れるように動く。

 

 

 

 

 

3 溢れるものはどうする?

 

6人分の洗濯物なので当然ピンチハンガーもサイズが大きい。

そのため洗面所に置きたいが置けないので

ベランダに置いている。

 

また洗濯洗剤は夫がよく購入する。

収納に入るサイズに買う、わけではなく

「量をまとめて買うと安い」という理由から大量に買う

 

大量の洗剤は洗面台下収納に。

 

この量は3ヶ月ほどですぐ無くなる。

洗濯機上にすぐ使うストックもあるが

 

ラスト1個になったら買い物に行くルールを設けている。

 

 

以前は収納に溢れないように買っていたが

最近はあまりこだわらなくなった。

「量の多さ」よりも「家族の円満」を優先する。

 

大量にはあるが、

洗面所に必要でないもの、無駄なものは一切ない。

 

他のものを邪魔しない。

これさえ課していればよし、としている。

困るギリギリのラインを決めておくと良い。

 

 

 

次回は押し入れの動線についてお伝えしたいと思う。

お楽しみに。