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2019.04.11新学期、人付き合いで疲れないために。

先日注文していた本が届き、本屋さんに出かけました。

 

『友だち幻想 人と人の〈つながり〉を考える』

菅野仁 著

ちくまプリマー新書

 

 

社会学をベースとした中高生や学校の先生向け、と帯には書かれていましたが

若い学生の方や先生だけでなく

幅広い世代の方に読んでいただきたい本です。

 

全ての人間関係で悩んでいる人に。

 

 

本の中で

歌「一年生になったら友だち100人できるかな」という歌詞が強烈なメッセージだと著書の菅野さんはおっしゃっています。

 

みんな仲良く。って本当に必要?

友だちが多ければ多いほど良いことなの?

苦手な人と無理して付き合わなければならない?

 

自身でも長年疑問に思っていたことが、本を読んだら、ストンと腹に落ちてきます。

 

他者との距離感を意識することで「線引き」ができます。

 

先に帰ったって。

断ったって。

無理して付き合わなくたって。いいんです。

 

 

先日、ママ友から進化?した10年来の友人に三年ぶりくらいにランチしました。

会話は、本当にどうでもいいことばかり。

三年というブランクも感じません。幼稚園時代の子どもたち、今では高校生に。

共通点なぞ求めていませんし、お互いを励ましあったりしてその日は別れました。

 

人と会うことは多少のエネルギーを消耗しますが、本当に疲れなかった。むしろ元気が出てきて。

 

私にとって彼女との出会いは財産です。

 

この日もまた思い出深い一日になって。

 

お互いが何もかも正直であったこと。

聞く事、聞かない事の境界線もうまく引けていたような気がします。

そして、よく笑った。

 

 

子どもの事だけでなく、まずは大人から「友だち」を考えてみよう。