先日注文していた本が届き、本屋さんに出かけました。
『友だち幻想 人と人の〈つながり〉を考える』
菅野仁 著
ちくまプリマー新書
社会学をベースとした中高生や学校の先生向け、と帯には書かれていましたが
若い学生の方や先生だけでなく
幅広い世代の方に読んでいただきたい本です。
全ての人間関係で悩んでいる人に。
本の中で
歌「一年生になったら友だち100人できるかな」という歌詞が強烈なメッセージだと著書の菅野さんはおっしゃっています。
みんな仲良く。って本当に必要?
友だちが多ければ多いほど良いことなの?
苦手な人と無理して付き合わなければならない?
自身でも長年疑問に思っていたことが、本を読んだら、ストンと腹に落ちてきます。
他者との距離感を意識することで「線引き」ができます。
先に帰ったって。
断ったって。
無理して付き合わなくたって。いいんです。
先日、ママ友から進化?した10年来の友人に三年ぶりくらいにランチしました。
会話は、本当にどうでもいいことばかり。
三年というブランクも感じません。幼稚園時代の子どもたち、今では高校生に。
共通点なぞ求めていませんし、お互いを励ましあったりしてその日は別れました。
人と会うことは多少のエネルギーを消耗しますが、本当に疲れなかった。むしろ元気が出てきて。
私にとって彼女との出会いは財産です。
この日もまた思い出深い一日になって。
お互いが何もかも正直であったこと。
聞く事、聞かない事の境界線もうまく引けていたような気がします。
そして、よく笑った。
子どもの事だけでなく、まずは大人から「友だち」を考えてみよう。