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2025.03.22【詐欺未遂事件】で固定電話解約を決意

 

昨日、3時過ぎに仕事から帰宅した時のことだ。

 

帰りを待っていたかのように

いつもは家に居ないが

たまたま在宅していた次男(20歳)が不安そうに、私にポツリポツリと話し始めた。

 

「なんか、、昼過ぎに保険庁ってところから電話がかかってきて

自分の“保険証を使って、勝手に〇〇県△△市で薬を大量に購入された”と連絡あって」

続いて

「俺の名前も、パパの名前も、前の住所も、

相手は知っていて、個人情報が悪用されるんじゃないかって怖くなった」

 

さらに、“また4時に電話する”とも言っていた。とのこと。

 

 

これ、詐欺じゃ?と直感したが

慌てている次男を見て、思わず自分も気持ちがざわつき巻き込まれそうになる。

 

心配なのは、クレジットカード番号など聞かれていないか?それだけだ。

幸い次男はカードは持っていない。

金品を要求するような手続きもしていないようだ。

 

 

とりあえず第三者に確認だ。

けれどどこに確認したら?

警察はハードルが高い。

 

 

 

1 どこに確認したら?

 

“保険証不正使用”“ 居住地”をネットで検索した。

警察に、市町村に、といろいろあって、すこし迷う。

保険証だから、と、まず本当に保険証が使われているのかどうかを調べたく

「市の国民健康保険担当課 問い合わせ」に電話した。

 

すぐに電話には出てくれたが、交換手が「少々お待ちください」と言って

保留音を8分くらい聞くことになってしまった。

流石に痺れを切らしてこちらから電話を切った。

 

 

さあ、次は、、少々混乱しながら

市の消費生活センターに電話した。

「ええっと、、、こちらでいいのかわからないんですけれど、、、」

次男から聞いた出来事を大まかに話した。

 

担当者は「これは詐欺です」とはっきり言った。

予感的中、少し安堵した。

 

 

 

 

2 詐欺の手口

 

次男が体験した話はこうだ。

 

昼過ぎに、家の固定電話が鳴った。

電話に出た際、

音声ガイダンスで

“重要なお知らせがあります。お聞きになる方は1を押してください”

とアナウンスがあった。

1を押した。そうしたら、担当者と名乗る犯人に繋がった。

 

「あなたの保険証が不正に〇〇県△△市で別の人間が使って薬を大量に購入しているようです」

と煽った。

 

前途したが、本人、父の名前、前の住所を相手が知っていたので

すっかり信じてしまったようだ

それから、年齢を聞かれ「20歳」と答えた。

 

それ以外要求するようなことや何か聞かれたか?それはなかった。

 

私の推測だが、20歳で実家暮らしでは「金がない」判断したのだろう。

たしかにその通りだ。

犯人はもう一回電話する、と言っていたが、

その頃は私が消費センターで通話中だったのでどうだったかはわからない。

それから連絡はない。

 

 

 

 

3 疑うアンテナを張る

 

消費センターの担当者は、とても丁寧に教えてくれた。

電話して良かった。助かった。

担当者曰く

詐欺の手口は最近増えてきていて、その手口は何通りにもあって複雑化してきているそうだ。

 

ニュースでも連日見ているし、

実際にも高齢の知り合いの何人か

「こんなにしっかりしている人が?!」という人までも詐欺の被害に遭っている。

「自分は大丈夫」なんて過信だ。

まさに他人事ではない。

 

水際で食い止められて良かったことを思い起こしながら

本気で固定電話を止めることを決意した

 

家族皆、すでに携帯を持っているし、

家の電話なんて99%がどうでもいいものばかり。

固定電話だけに限ったことではないだろうが。

 

 

もしや詐欺か?と疑う気持ちと

すぐに対処しようとぜず

第三者に真実かどうか確認する。

 

 

アンテナも張りたい。

・音声ガイダンスでの案内

・「保険庁」とあたかもそれっぽく装う

・情報を握っていることで不安を煽ってくる

・もう一度連絡することで「最後の通知」ということで焦らせる

・個人情報も大事だが、本当に危険なのは金品を搾取されること

 

冷静になれば「おかしくね?」と思う。

 

 

 

今回、消費センターに連絡したが、

本来は、迷わず一番に警察に連絡がいいだろう

 

 

犯人のペースに飲まれないよう、

第三者に冷静に話して、一旦は心を落ち着かせることの重要さを学んだ。