子どもの成長を感じる、この時期。
卒入園。入学。
真新しいサイズの大きいランドセルや園服が着られているよう。
そんな微笑ましい春。
春休みというひとつの節目に
子どもと一緒に片付けを。
今日はおもちゃの整理術について話したい。
子どもの不在時がチャンス⁈とばかりに
子供部屋の片付けご依頼のクライアントも多い。
もちろん不在の方が「はかどる」ので時間的に片付けかスムーズ。
けれど片付けのプロを呼ばない場合には
是非とも子どもと一緒に片付けをしていただきたい。
子どもと一緒にする最大のメリットは
成長を感じる事。だ。
毎日同じ事の繰り返しのようで実は微妙に違う。
子どもに「片付けなさい!」といっても
一体、何をどう?なのか。
単に仕舞い込む事が片付けなのか。
言われる事で片付けのアレルギー反応が出る⁈
片付けに対して、まずは「整理する」事が大事。
整理とは分類すること。
子どものおもちゃ。
①毎日遊んでいるおもちゃ
②たまに思い出して遊ぶおもちゃ
③目もくれない遊ばないおもちゃ
整理するには
まず①②のおもちゃをどんな収納ボックスでどのように収納したら良いか?、、
ではなく
③の目もくれない全く遊ばないおもちゃを整理しよう。
捨てる、リサイクル、(欲しい人に)譲る。
など。
まずはその不要な物を「その場」から追い出す。
例えば年の離れたきょうだいに残しておきたい場合は
迷うことない。残していい。
ただ「その場」に相応しいのか?を考える。
使うおもちゃコーナーに約5年後使うかどうかわからないおもちゃを「そこ」に置いていいのか?
子どもは興味のない知育玩具を、親の都合で置いていないだろうか。
親の気持ちはわかるが、これは③になる。
ちょっと前まではよく遊んでいたけれど
最近は全く興味の無くなったキャラクター玩具。
これも再燃する事はないだろう。
だが無理して捨てなくて(手放さなくて)よい。
まずは子どもに「聞く」こと。
③を取り除いた状態で
①、②は
いつも遊んでいる「スペース」に置く。
子どもの物、だからといって、普段はあまり活用しない
2階子供部屋に置く事をしなくてよい。
むしろそのような子供部屋は
「子どものストックルーム」として③の捨てがたいおもちゃを置いておくのにピッタリだ。
①は手が届きやすい場所に
②は大人が助けてあげられるような少々不便な場所に
①も②も、ひとつの棚であっても子どもの使い勝手の場所は違う。
また重さにも注意を。
重い物(戦隊モノ、プラレールなど)は下に。
軽い物(ぬいぐるみ、折り紙など)は上に。
さらに、戻しやすい収納になっているか?も重要ポイント。
・沢山おもちゃが入って子どもが戻しづらい
・引き出すor扉を開く手間がかかっていないか
これが出来れば大抵のおもちゃ整理は
7.8割がた、できたと言ってもよい。
色々申し上げたが
子ども(大人も?)が飽きっぽくなりがち。
飽きたらそこで「試合終了」してもよい。
きっちりする事よりも
少しづつでも長期戦で付き合うのが片付けのコツだ。
また
「こんな収納グッズで子どもが自ら片付けができた」
そのような一瞬にして魔法みたいな収納術は
この世に存在しない。
まずは一緒に分けてみる事から初めていただきたい。