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2025.12.30忙しいからこそ【ゆっくり】と行動する

 

 

先日、仕事帰りに銀行のATMに向かった。

そこはATM専用で、2台しかない小さなATMだ。

 

 

年末のごった返した駅前の道路に、ATMからはみ出した列が出ている。

列は、通行人の邪魔にならないように、きちんと皆、秩序を守っている。

 

 

私も、その列の最後尾に並ぼうとした。

と同時に、反対側からATMに向かってきた男性とかちあわせになった。

 

 

お互い、だと思うが

向こうからATMに向かう様子を一瞬前から視界に入っており

「この人はこの列に並ぶだろう」とお互いに予測はしていた(はずだった)ので

なんとなくこの列の最後に早めにも並びたくもなったが。

 

 

 

さあ、どっちが早いか?

滑り込んで先に並んじゃっても、いいだろう。

 

 

そう思った後、のことだ。

 

その男性が

「どうぞ」と手を出し、列を譲るジェスチャーをしたので、

 

一刻も先を急いだ自分が恥ずかしくなった。

 

 

 

 

1 人に優しく

 

優しくされたら、こちらも「どうぞ」と譲りたくなる。

 

年末の忙しい時期。彼は駅に向かう途中に寄ったのだろう、と想像した。

仕事帰りにATMに寄った私とは対照的に、

これから出かける人だろう。連れの女性もいる。

 

 

 

「どうぞ」のラリーが3度ほど続いた。

 

結局、私が譲った。

だって急いでいないもの。っていうのは後付けだが。

恐縮した様子で彼にお礼を言われた。

 

 

 

こんな小さなこと、と思うだろうか。

 

 

 

 

2 人によって

 

大変恥ずかしい話だが、

相手の態度次第でこちらも「ムカっ」とくる時だってある。

 

 

例えば、

公共施設のエレベーターで

たまたまドア前に立っていたことで、

目的階に到着するまで、エレベーターガールのように(古!)

「開」「閉」「降りる階」ボタンを押し、

エレベーターに向かう人はいるのか、出る人はいるのか確認し、

最後に降りることになることは、あなたにもご経験があるかと思う。

 

 

そんな損を買ってでもしないで、エレベーターの奥に行けばいいじゃん。と思うかもしれない。

今はそんなことを言いたいのではない。

 

 

 

そのボタンを開けたり閉めたり、階を押したりする、ことで

降りがけの一緒に乗っていた人に、感謝の言葉をもらったりする。

こんなことはお互い様なのだが。

それでも声をかけてくれるのは嬉しい。

 

 

けれど、そんなことお構いなしに、ふわーっと何も考えずに無言で階を降りる人(ヤカラ)がいる。

 

 

その時は、やはりムカっとくる。

見返りを期待しているのだ。感謝されて当たり前という傲慢さもある。

 

 

 

この場合、相手に見返りを求めないで

「仕事」「無」「挨拶もできない可哀想なやつ」と思うことが正解なのだろうが、

未熟な私には、その境地に立つことは、きっと30年後も難しいだろう。

 

 

 

 

 

3 置き忘れた「ゆっくり」

 

特に年末の忙しい時期。

 

とかく忙しいから、

一瞬でも早く事を済ませよう、とか。

人よりも先に手に入れたい。とか。

 

何かとセカセカ・イライラしてしまう。

 

 

 

「急いては事をし損じる」ともいうが。

急ぐというより「焦る」が近い。

 

焦っている時に起こす行動、というのは、

これまで52年生きてきてロクなことがない。

 

忘れ物をしたり、衝突したり、何かしら「抜け落ちて」いることが多い。

 

 

「急ぐ」ことと「焦る」ことは、違う。

 

焦ると、スムーズに事が進むどころか、大抵はマイナスになる。

 

 

冒頭でお伝えした、ATMでの他人のちょっとした「優しさ」から感じたこと。

 

いつも話しているが、収納に余裕を。

 

それと同じく

 

 

人間にも余裕を。

 

 

余裕がある人は美しい。