何度もブログでお伝えしているが、
片付けには『見直し』が必須だ。
衣替えしない。
リバウンドしない。
もう片付けしなくていい。
世の中に出回っている流行りの言葉。
これらの言葉をそのまま鵜呑みにしないことだ。
何度も見直しして
初めて
自分の好きなもの、やりたいこと、本来の暮らしを手に入れることができるのだ。
迷いもなくなる。
自分で答えを出せるのだ。
整理の力は本当にすごいと思う。
そんなわけで
今日は『見直し』の話。
使ってはいないが、捨てられない。
そんな思いから
何年も家にあるもの、ってないだろうか?
衣類や思い出の品やいただきものなど、に多く見られる。
私にももちろんある。
今年こそは着る!と決意しても、
目につく場所に置いていても、
なんとか似合うコーディネートを考えても。
どうしても「着ない」
「着たいと思わない」のだ。
なぜか?
当然洋服が古くなる。
それと
自分が変わったから。
体型、年齢、価値観、ライフスタイル、飽きる気持ち。
その「違和感」に気がつくこと。
過去と現在の心とモノの、ギャップがあるのだ。
違和感を感じる為にやるべきこと。
たった一つ。
その洋服を着て外出する。
ただ着るだけでは弱い。
あえて冷静な判断を下す為に、外に出て1日過ごす。
ウインドーに映る自分の姿。
トイレの鏡で目にする自分の姿。
友人に「突っ込んで」もらうのもいいだろう。
「あちゃーこりゃダメだ」
何度も鏡に映った自分の姿を見て思った。
自虐的だが、そうでもしない限り
中途半端な気持ちと決別できない。
また、当時の買い物した時の情熱はあっても
糸がビョーンと出ている。
バッグがカビ臭い。
靴の中敷がボロボロ。
実際、手にして、目にして、鼻を使って、五感をフル活用した時に
悲しい現実に気がつくことがある。
あの時の君はもういない。
「金内さんは捨ててから後悔したものってありますか?」
クライアントからよくいただく質問だ。
あるある。
勢いづいて捨ててしまうのよ。
後から「あー、やってしまった・・」と思うけれど。
まさに、覆水盆に返らず。
元には戻らない。
昔はクヨクヨ後悔するタイプだったが、
今は割とそれは日に日に無くなっている。
努力しても改善しないことは諦める。と決めた。
だってあの時のあれ、はどう頑張っても帰ってこないのだから。
同じものがあったらまた買う?
それもそれでいいけれど。
おそらく出番はかなり少ない、だろう。
それは1で述べた、
年齢やライフスタイルが変わったことが大きくある。
カジュアルな服ばっかりだったのが
年齢を重ねエレガントが好みに変わってくる、など。
素材やデザインやデティールに目が行くようになる。
その時の判断を大事にしたい。
自分を信じよう。
正しさなんてものはどこにもない。
もしあるとすれば、全てあなたが選んだものは「正しい」。
私はそう思う。