
「久しぶりにホットケーキが食べたいなぁ」
ふと思い出したように、中一の娘が私に言った。
翌日、仕事帰りにスーパーに寄り、
ホットケーキミックスを購入し、娘の帰宅時間までに作り
帰宅した娘に軽食としてホットケーキを出した。

約束、守っている?
例えば、仕事などで取引先があり期日が決まっている大きな約束は、守るだろう。
職場での自分への評価や信用や給与が、かかっているから。
こと、家庭ではどうだろう。
子どもからの要望に「はいはい」と生返事で後回しにしていないだろうか?
さらには言われたことさえ忘れてしまって、子どもに呆れられる。を繰り返す。
家族との小さな約束を軽視していたのだ。
ホットケーキさえ、叶えられない?

これは少し前の私だ。
いい加減懲りて
最近は少しづつだが、家族との「小さな約束」を守るように意識している。
すぐに、実行して、結果を出す。
私はかなり忘れっぽい。
言われたことも、自分で決めたことさえ忘れてしまうことがある。
そのため
家族から頼まれたら、自分で決めたら、目についたら、すぐにやるようにしている。

そうしないといつまで経っても火がつかない。実行できないのだ。
思い立ったら吉日、鉄は熱いうちに打て、麺は伸びないうちにすすれ、と言い聞かせて動く。

返信メッセージ溜めていない?
「いつか会おう」と3年以上経っていない?
テーブルの上を片付けようと立ち止まっていない?
私のような忘れっぽい人間には、もう一つ、続けることの重要性を説きたい。
これは自分の身体に染み込ませるため。
小さな約束を守れる人間になるためには、継続すること。

それぞれ違う案件だって、コツコツと続ける。
郵便局で支払いを済ませる
子どもの暖かい肌着を新調する
ブログを毎日書き17時に投稿する

誰でもできそうな、もっとも小さいことだ。
守れなくても誰からも咎められないし、誰も困ることはない。さほど。
少しぐらい 後回しにしても影響はない??
いや、ある。
「信頼」を積み重ねているのだ。
家族と自分に対して。
何でも家族の言うことを聞くような、優しい母でも妻でもない。
無茶振りをされたら「んなもん、できるか!」とキレ気味で言う時もある。
また自分を過信して、できると思ったことができなかったことも数知れず。

最初から、できないことはやらない。
「できない」をきちんと表明する。
身の程を知ること。
約束を守るためには計画性も大事なのだ。
両手に溢れるほど抱え込んでいないだろうか?

平日ホットケーキを作る時間がないなら週末のおやつ時間に作ると約束する
和室を全部片付けようとするのではなく「今日は押し入れだけ」とスペースを小分けにして片付ける
約束だからと一人で抱え込まないで、家族や他人の力を借りる勇気を持つ
できないことは弱さ、ではない。
できないことを明らかにすることで次のステージに進むはず。
目の前の小さなことを約束を守ることは
家族を自分を大切にすること。
他でもない、家族と自分を。だ。