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2023.12.29子供の「片付け力」を見た二日間。片付けの現場から

 

12/28で今年最後の整理収納サービスの仕事。

 

ありがたいことに

もう5年以上のお付き合いのある、お客様。

抱っこされていた赤ちゃんは年長さんになり

「かねうちさん、ありがとう」と涙が出るほど、嬉しい言葉をいただき

小学4年のお兄ちゃん、小学2年のお姉ちゃんも、立派にお手伝いしてくれました。

 

お子さんの成長を感じる整理収納。

自分の子では無いからこそ、楽しくできる?!部分もあるかと思います。

「キッチンの通路の幅が狭いけど、2人通れるといいなあ」

「テーブルの上の水槽の魚を眺められるようにしたいなあ」

「この棚を壁際に回転・移動させて部屋でサッカーができるといいなあ」

 

子供たちの具体的な案に

「そのためには、どうしたら良いと思う?」

「出来ることと、出来ないことがあるね」

など。対話しました。

 

もちろん最終決定はご依頼主のママですが、

これを、こうしたら、こうなる。

建設的な意見交換ができたと思っています。

 

今回お子さんたちに、学んだこと。

 

①より具体的な目標を立てる

綺麗、すっきり、心地がいい。

自分もそうかもしれないですが、ふんわりした言葉で片付けを「片付けて」いませんか?

お子さんたちの「棚の向きを90度、回転させてサッカーゴールを作る」という、具体的・現実的・実践的な目標はイメージしやすく、次に話が進みます。

今、どうしたいか?どうしたらいいか?

間違っても、とりあえずやってみる。しっくりしなかったら直せばいい。

目標が具体的であればあるほど「こうしたい」に近づきます。

 

 

②使わないロフトベッドを秘密基地に

最近になって使わなくなったロフトベッド。

ベッドには、お布団も敷いてありましたが、今は置いてあるだけ。

それと同時に、床に置いてあるおもちゃ類の収納にお困りでした。

部屋には机、学習用品があります。

おもちゃの部屋、だったらいいのですが、主に小学生が使い、年長さんのお子さんも春には小学生。

学習中心の部屋でもあるスペースだったので、ロフトベッドを「おもちゃ置き場」「秘密基地」にする提案をしました。

子供たち、乗り気!「いいね〜〜!」

「金内さん頭の中整理されているね!」と子供たちに褒められました笑。

ロフトに持っていく物、それ以外の下のスペースに置いた方がいい重いおもちゃなどを子供たちと分けて選んで、ロフトベッドは子供たちの楽しいスペースに変身。

「使わない物は、ただ捨てるだけ」だったら、こういう発想は浮かばない。

子供たちのやってみよう、わくわくする「乗り気」があったからこそ、作れたのです。

 

 

③やる気、ってこういうことか。

リビング引き出し。

何年も前に私がラベリングしていた筆跡のあるシールがまだ残っている、引き出し。

引き出し上には書類が山積みなって、雪崩が起きているものも、あり。

「気になる場所なんです」ということで、お客様、私の2人で整理をしていたら

小学2年のお嬢さんが、いつしか引き出しの中を一緒に片付けているではありませんか。

もちろん、誘ったわけでも、強制したわけでもありません。

自ら手を動かし、引き出しの中は綺麗に整頓された定規、見やすく配置したペン類、

驚いたのは、引き出しのラベルをペンで書き直してくれていたこと。

自分で書いた字は覚えているし、使ったら戻せるね!

次第に小4のお兄ちゃんも片付けに参加して、皆で楽しく片付けました。

 

 

怒涛の二日間。

以前は「子供がいると片付けがスムーズに出来ないから」と

ご実家に預けていたり、ご主人とお出かけになったり、としていたママでしたが

今回、子供たちたってのご希望で、一緒に片付けしました。

 

 

はっきり言って、

大人よりも柔軟、大人よりも行動的、大人よりも綺麗に整頓出来る・笑。

 

子供ってすごいですよ、本当。

 

 

Tさま、お団子🍡ごちそうさまでした!!