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2024.10.03仲が【良くも悪くも】ない、我が家の4人の子どもたち。

 

「男の子って育てるの大変でしょう」

 

もう何百回、何千回聞いただろう。

 

 

我が家は6人家族、4人の子どもがいる。

上が3人男で一番下が女だ。

(大学生2人、高校生1人、小学生1人)

 

男の子3人+女の子を育てること。

男の子「だから」、「大変」。という言葉にいつも妙に引っかかる。

ああ、私って面倒くさいババアだ。

 

自分だって逆の立場だったら、そうなるだろう。

ウジウジ言っている私に「こんなのただの“挨拶”だと思え」主人が私に言った。

そうだろう。その通りだ。

 

けど、男の子だって色々いるんだよ。

いつも心の中で思う。

 

穏やかな男子たち。と、気の強い末っ子の娘。

 

信じられないかもしれないが、

我が家の子どもの兄弟喧嘩は、長男次男が小学校高学年時に「一回だけ」だ。

帰宅したら2人が何が原因か忘れたが、口喧嘩していた。

仲裁にはいり、いっときは収まった。

 

が、喧嘩は口喧嘩も含め、

それ以前にもそれ以降にも、ない。

 

 

私自身、兄弟は弟が2人いて、2つ下の弟とは

小学校の頃は取っ組み合いの喧嘩をよくしていた。

泣きわめいたり、髪の毛を引っ張ったり、ものを投げて壊したり。

だからきょうだいっていうのは、喧嘩が絶えない

良くも悪くもくっついたり離れたりするもんだ。と思っていた。

 

 

で、自分が子育てしてみて、びっくりした。

喧嘩しないの?子ども達よ。

 

喧嘩もしなければ、必要以上に接触しようともしない。

接触しないということは、そもそも相手にしないから喧嘩にもならない。

ということが、やっと最近になってわかった。遅っ。

 

 

個人個人で生きている。

 

そんな印象だ。

物心ついた頃から

甘えることもあまりなく、怒ることもあまりなく、泣き叫ぶことは4人とも今となっては全くない。波が立たない海、のようだ。

元々気性が激しい私は「そんなの寂しくないか?」「つまんなくないか?」なんて思うこともあった。

が、それでいい、と、今は納得している。

 

というのも

全くきょうだい同士の興味がないか?といえば、そんなこともなさそうだ。

 

長男次男は歳が二つ離れているので、他のきょうだいよりも近い存在らしく

接触をあえて避けている様だ。すれ違うとお互いに嫌な顔をする。

けれど同じテーブルで無言で食事はする。

放ったらかしが本当はいいと思うのだが、

おせっかい母としては、たまに伝書鳩のような存在で「次男に譲ってやってよ」「お兄に頼もうか」

兄弟間が話さなくても、こうやって時々コミュニュケーションをはかりたくなる。

ツンケンするのもお互いが気になる証拠。成長の証。

 

三男の進路について本人にアドバイスする大学4年の長男。

三男にいきなり体全体でタックルする体育会系次男。

末っ子娘は次男には呼び捨てで懐いている、今日あったことを2人で会話する。

そこには、「心配」も「手加減」も「会話」もそれぞれだが、ある。

 

 

以前

末っ子と三男をつい感情に任せ、怒りすぎてしまったことがあった。

怒りすぎたことを三男と娘に詫びたら、

三男が涙を流しながら

「僕のことはいいから、さっちゃん(妹)のことは、もう怒らないで」

と言われた時には、本当にガクンと猛省し、落ち込んだ。

 

それから怒る時には気をつけている。

子どもに恥じない様に生きるのだ。

 

 

きょうだいの形はさまざま。

男だから、女だから。

子どもだから大人だから、も関係ない。

 

それもそのはず。

どっちが子どもか大人か。わからない。

 

まさに

青は藍より出でて藍より青し。

なのだ。