このブログを読んでいただいている方は
「どうしたら片付けが上達できるのか?」と
悩んでおられる、と察する。
また実際に訪問するクライアントからの「片付けが上手くなるには?」の質問や、話しの中でもよく伝える。
片付けのセンス、なるものがあるとすれば
たった一言だけだ。
「分ける」事ができれば
片付けは確実に上達する。
逆に言うと「分けられない」から、
片付けが苦手になる。
苦手なだけで、出来ないとは違う。
これは、人に寄るか?と言うとそうかも知れないが、
日々の訓練で如何ようにも上達できる。と断言する。
だれでも片付けは出来る、上達する、のだ。
「分ける」と言うとどんなイメージをお持ちだろうか。
仕分ける、分類する、分析する。
「分」を使う言葉を並べてみた。
片付けの際に
「要」「不要」の仕分けをする
「キッチン」「リビング」「寝室」など部屋毎に分類してモノを置く
捨てられないのは「感情」と「事実」がごちゃ混ぜになっている故、と思考を分析する。
あなたの身近にいるスマートなあの人が
スイスイと涼しい顔をして「出来る」のは、
自分の中で線引き、つまり分ける事ができている。から。
考えずに、まずは出して「分ける」だけ。
捨てなきゃダメなんでしょ?
なぁんて考えているから次に進まないのだ。
とにかく「分ける」。
ここで意識していただきたいのが
「目的を持って分ける」事。
何のために分ける(片付ける)のか?
子供たちが、子供部屋で学習や着替えをして
自立を目指している。
そのために片付ける。とする。
子供部屋クローゼットに母の衣類があったら?
行き場を失ったベビーカーが床に鎮座していたら?
ペットのシートやペットフードのストック置き場になっていたら?
これでは、学習や就寝どころではない。
子供が自立する環境って何だろうか。
まずは、子供部屋に必要なモノかどうか「分ける」。
その一点から進める。
さらに分けるは続く。
用途別、人別、カテゴリー別、季節ごと、素材別、
ゾーン別、身長別、オンとオフ、などなど。
例えば
きょうだい2人の部屋を、
兄、弟で分ける(人別)
各スペースに学習、就寝、着替え(ゾーン別)に分ける
クローゼットには、シーズンとオフシーズンの衣類(季節毎に)分け
制服はハンガーに、週末着る普段着は引き出しに(オンとオフ)に分け
引き出し内にはニットとTシャツに(素材別)分ける
本棚には(身長別)に高さに合わせた本をレイアウト
学習机には、塾と学校で使う学用品を(カテゴリー別)に分ける
学習机の引き出し内には、文具、プリント、プライベートに(用途)に応じて分ける。
などなど。
ほんの一例を挙げたが、
他にもアイデアはあるし、違っても良い。
ズバリ、正解などない。
分けるには多くの種類があり、
この選択こそが、暮らしやすさに直結する。
この試行錯誤の繰り返しを行えば
必ず、片付けのセンスは磨かれる。
身をもって保証する。
間違っても
キレイにボックスが整然と揃っていることではなく
また、
単純に「捨てる」だけ、では無い事をお分かりいただけただろうか。