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2023.10.09フツーって何だ?学校に行くだけが学生じゃない。

 

ある日、大学三年の長男と主人と私の3人で話していて

高校生活を振り返っていた時に

長男が

「通信制の高校でもよかった」と話していたことがあります。

 

長男は県立の普通科高校出身。

受験勉強優先で3年の後半は何度か休み(親公認でサボり)ましたが

そのほかは特に「休みたい」「学校行きたくない」など本人の口から言ったことはありませんでした。

高校からラグビー部に入り、それなりに充実していたようには「親としては」感じていたのですが。

 

卒業してからもう3年以上。

彼からこんな言葉が出てくるとは、寝耳に水でした。

 

最近では

通信制の学校も増えてきているようで

やる気のある子に至っては通信制高校から大学進学の道も開ける。

 

マンツーマンでオンライン授業など、自分のペースで学べるのが魅力。

大学の受験勉強で「やっと」自分の学習ペースを掴んだ息子ならではの視点だな。と思いました。

 

私の周りでも通信制高校に通っている子を何人か知っています。

いろいろな事情があって、高校を中退したり、不登校で学校に行けない、など様々な理由があります。

中卒だって良いのかもしれないけれど、

学びの意欲があれば、学校に毎日登校しなくても、学ぶ方法が他にも、ある。

 

シンプルに学ぶ。これだけでも良いのかもしれない。

 

友達、先生、仲間、それも必要かもしれないけれど

相性が合わなくて思い悩む、解決しないで学習が手につかないくらいだったら

もしかしたら学ぶ一本で行ってもいいと思う。

仲間が欲しければ、他にコミュニティはSNSなど、いくらでもある。

 

一年前に中学校の同窓会で恩師と話した時、

現在は教師としてのかたわら相談者としての立場があるその恩師は

「不登校の子が増えている」と話していたのが印象的でした。

先日もニュースで不登校29万人、前年度に比べ6万人増、過去最高になってきているとか。

 

我慢して学校に行かせる。

仲間と仲良くする。

活発でハキハキ明るい子がいい。

 

親世代の昭和(平成もいる??)の私たちの価値観は既に変わるべきところまで来ています。

 

学びのスタンダードが変わるかもしれない。

多様性とはこういうことか。