
冬のセール真っ只中。
買い物はやっぱり楽しい。
片付けのプロとしてのかたわら、
自宅でも実践的に片付けをする。
特に
シーズンの衣替えの度に、
10年くらい前には、45リットルゴミ袋が7袋も出ていた。
が、最近ではゴミ袋がせいぜい1つか2つ。
単なる捨てるだけを意識したのではない。
「入ってくる洋服」を厳選したら、こうなった。
セールでの片付けのプロの頭の中を分析する。
今日は3つの「しない」をお伝えするが
規制するだけでなく、本来の「選ぶ楽しさ」も同時にお伝えできれば幸いだ。
セールの値引率に振り回されない。
50.60%引きになっていたら、そりゃ「おおっ」となる。
元値が高い。を疑う。
「セール前から値引きされていなくても、前から欲しかったものか?」

前から欲しかったものは、迷わず買う。
けれど、数字だけ見て「安いから」と言う理由だけでは買わない。
高い=良いもの、とは限らない。
例え品質は良くても、
あなたにとって「良い」かどうかは疑わしい。
日常に寄り添うものか?
あなたを素敵に見せてくれるものか?
気分を上げてくれるものか?
セールの熱気に包まれて、
アドレナリンが一気に放出。
普段とは違う、非日常の思考が動き出す。
例えば、
いつもダークな色合いばかりの服が多かったとする。
セール会場で、いつもは着ない華やかな色や柄のセーターが目に飛び込んできて、思わず試着もせずにレジに持っていく。
自宅に持ち帰り、いつもの服と合わせる。
買ったセーターだけが悪目立ちして、なんだか落ち着かない。

買った時は「新しい自分」が更新されるかも知れない。
と言い聞かせる?が。
気の迷いで購入したものは大体失敗する
試着する(トップスは顔映り、ボトムはサイズ感などをチェック)
手持ちの服との相性を考える(色、柄、素材)
ネットショップで下調べしてから時間を置いて購入
(衝動的になるのを防ぐ)
50年も生きていると、
何度も流行が更新されるのを経験している。
最近では30年ほど前流行った
ブーツカットのボトムが流行っている。
太ももはピッタリ。裾に行くに従い広がるデザイン。
確かに「懐かしい」とは思うものの、
これを今履いたら「やけど」してしまいそう。
こう言うのは若い世代を見て楽しむだけにしたい。

とは言え、
人間も古くなり、さらに服も古いと、鈍臭さは否めない。
古臭くならないように、
何年も着られるシンプルな服をアレンジしながら着る
少しトレンドを取り入れたい時はプチプラや小物を選ぶ
似合う服を選ぶ。
似合う服、と言うのは
人に褒められる服。
自分が着ていて落ち着く服。
流行が終わっても着続けたい服。
流行は一つの指標。
マイナーチェンジしながら、洋服選びを楽しみたいと思う。
クローゼットの中は
「気に入った服」だけにしたい。