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2024.06.12ゴミの捨て方で人間性が明らかになる

 

定期的に伺っている、

とあるご高齢の女性の御宅での片付けでのこと。

 

いくつか出た、処分する予定のゴミをまとめました。

 

「このゴミは収集員さんが怪我をしないかしら?」

裁縫の針、調理家電、食器など。

不燃ゴミには、特に重く鋭利なものやデリケートなものまであります。

ゴミ回収の収集員さんがゴミで怪我をしないか、ご心配だったようです。

 

ゴミの出し方を確認し、話し合って、ご納得していただきました。

 

お客さまの優しさに触れ、

ゴミの出し方のマナーを改めて考えました。

 

ルール通りに分別しない人。

ゴミ出しの時間を守らない人。

道端やにゴミを捨てる人。

 

 

残念ながら、

マンションでもルールを守らない人もいて、

ほんとうに恥ずかしい行為。

 

先日も電車内で

真向かいに座った

通学中の5年生くらいの男子一人が

スマホを見ながらコンビニで買ったであろうチキンを食べていました。

チキンを食べ終えた瞬間、なんとチキンの包装紙を丸め、電車の床にポイ。

?!?!?!

唖然としたものの、咄嗟に立ち上がり

その男子に落ちたゴミを渡しました。

「落ちたよ」

それでもスマホから目を離すことなく、そしてそのゴミも、また床にポイ。

このクソガキ!(とは言わなかったが)

 

きっと家庭では勉強さえできれば良し、としているのでしょう。

ゴミをゴミ箱に捨てる、そもそもそういう概念もないのかもしれない。

 

ゴミを捨てる行為は

自分の扱い方、人間性、全てだと思っています。

ポイ捨てしていた少年のように、人や物・さらに自分を大事にしていない(と感じる)

また冒頭でのお客さまのように、回収員さんをはじめ、物やご自分を慈しんでいる。

 

 

分別するのは回収員さんが困らないように、焼却炉での事故を防ぐため。

ゴミ出しの時間を守るのは、マンション管理人さんの手間、他の住人の防臭のため。

道端に捨ててはいけないのは、環境を良くするため。

 

 

忌み嫌われる、自分が関わってきた、ゴミの存在をいかに扱うか。

雑に扱うのも、正しく守るのも、自分次第。

自分だけでなく周りがどうなのかを知らないと

良い大人とは言えない。

 

当たり前のこと、だけれども。

 

そこに人間性全てがあらわれる、といっても過言ではないと思う。