関東では夏日・熱い日が続いている
いかがお過ごしだろうか?
クライアント宅で押し入れやクローゼットの片付けをすると
必ずといっていいほど扱うものが
季節家電。
扇風機、ヒーター、加湿器、除湿機、冷風機、ホットカーペット、などなど。
これら、
使いたい時にすぐ使える?
すぐに取り出せない、居場所が決まっていない、存在を忘れている。などなど。
そんなことはないだろうか?
まず、季節家電を収納する前に考えていただきたい。
その季節家電、
年に一回は使っている?
「いざという時のために保管しておく」とよく聞く。
が、その「いざ」って何だろう?
来客用?使っているものが壊れた時のストック?
もし一年以内に使っていない、またはこれから使う予定もなさそう、だったら
「季節家電そのもの」を考えてみよう。
いるのか?いらないのか?
温暖化の影響もあり冬物家電の出番がなく、3年以上段ボールに入ったまま埃がかぶっている。
ストックの扇風機が3台あるがどれも何年も使っていない。
実家から「とりあえず持ってきた」が、自分たちのライフスタイルに合わない。
なんてことはないだろうか?
ご心配なら取っておいていい。
しかし、押し入れの中に大物の家電が鎮座することで、
本来入れたいものが入らず、ものが溢れている家庭を、嫌というほど見てきた。
あなたの家はどうだろう。
使う場所(部屋)に使うものを、が収納の基本。
例えば、就寝中に使う加湿器を寝室クローゼットに置く、など。理想的ではある。
しかし、それがスペースの問題などで置けないなど、難しい場合、
季節家電によっては考えかたを少し変えてみる。
一箇所にまとめる。ことをお勧めする。
収納場所で理想的なのは、
押し入れ、クローゼット、納戸、廊下収納、玄関収納、など。
大型の収納に一箇所に集めて収納する。
大体は重さがあるので、床に近い場所に置くとよい。
家の(2階以上ある場合は各フロアごと)一箇所に家電を。
なぜなら
・家電がどこにあるのか一発でわかる
・家族共通の家電の居場所の認識がしやすい
・家電以外のものを出すときに邪魔にならない
メリットがある。
収納のため、家族のため、自分のため、なのだ。
家電収納、と聞くと、
押し入れのキャスター付きの専用ワゴン、仕切るためのラックなどが市場に出回っているが、わざわざ買わなくていい。
というのも、先ほどもお伝えしたとおり、
家電のサイズも量もアイテムも、各家庭によって違うからだ。
そのため、専用ラックなどの収納用品に家電を入れようとすると
「これは入るけれど、これは入らない」と悩みの種が一つ増える様なもの。
あえて言わせてもらう
収納用品の“枠”は無い方がいい。
なので、
片付けの現場では、すでに購入されたクライアントには申し訳ないけれど、
収納用品を取り外させていただくことがほとんどだ。
また購入時の段ボールのまま家電を入れるのはどうか?
ものを重ねなければならない以外は基本的に不要。
段ボールがあることで湿気を吸収し、カビの発生を促すことにもなりかねない。
そもそも箱から出して取り出すの、面倒ではない?
そのまま剥き出しの状態で置く、でいい。
当然、ある程度のスペースも必要になる。
もし埃が被らない様にしたいのなら
45リットルなどのゴミ・ビニール袋を被せて口を縛れば
使いたい時にすぐに使える。
年中使うものなら、仕舞わず、そのままリビングの風景として楽しみ。
夏、冬、季節ごとに使うタイミングですぐに出せる様にしたい。