新年度、
町内会の役員、PTAの役員、子どもの部活保護者会長など。など。
くじ引きで、じゃんけんで、あみだくじで。
不本意ながらリーダーに選出される人もいるだろう。
そんな「思いがけずリーダーになってしまった/なる」人に贈りたい。
📕📕📕
『知的生産術』
出口治明 著
日本実業出版社
📕📕📕
リーダーになるということは?
著者の出口治明さんは
立命館アジア太平洋大学(APU)学長
前職はライフネット生命創業者でもある。
出口さんの話はとてもわかりやすく明快。
過去に何冊もすでに読んでいることもあり、出口節が今回も沁みる。
内容は以前とリンクするような文言が繰り返し記されており、
至極、実感し、かつ実践的である。
近年の大学共通テストにもあるように、
教育現場でも「自分の頭で考えること」の大切さを問われている。
同じく社会に出ても指示待ち人間、上司からの命令に何も疑問を持たず
言われたことだけをやるような人間はこれから先、生き残れない。
本書の中で、出口さんは新しいアウトプットのために「人・本・旅」のインプットを推奨している。
いつもと同じ景色、いつもと同じ味、出かけないで閉じこもる。これでは何も変わらない。
とかく人は変化を嫌うものだが、あえて自ら「トンガって」飛び込むこと。
新しい視点を取り入れるために。
リーダーになったら感情論や根性論や精神論で人は動かない。
本書の中で「数字・ファクト・ロジック」で考える癖をつける大切さに何度も触れている。
P98・・・・・
・数字‥‥‥相互に検討可能なデータのこと
・ファクト‥データに関連する事項や過去に起こった事実のこと
・ロジック‥数字とファクトに基づいて実証的に理論を組み立てること
(本文より抜粋)・・・・・・
これは人にものを伝える時にも大いに役に立つ。
自身も身につけたい術である。
また過去の成功体験に頼らないことの大切さを解いている。
皆がこう言ったから、以前はこれで大丈夫だった、などの抽象的な表現は人から信用されにくい。
本書を読んで特に印象的だった
スケジュール管理をするのに手帳と腕時計を持たない。という内容
(p157 )
手帳を2冊持っていることで部下が管理していたスケジュールの多重ミスがあった経緯や
待ち合わせで待つことが嫌で、イライラしていた過去から著者が持つことをやめた腕時計。
失敗や怒りから生まれたものを、潔くすっぱりと手放す。
その代わりになるもの、デスク上のスケジュール帳、スマホの存在も使いこなす。
そんなリーダーが生み出すものは、
自身の余裕であり、部下の自由な発想を湧き出す力だったり、体内時計での健康を手に入れることだってあるだろう。
実際にこれを見聞きした真似をする、と言うことではなく
このヒントをもとに、自分だったら何を捨て何を得るか?
無駄なものを見つけ、新しいものを作り出す、
これぞ
知的生産術、そのものである。