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2025.02.24次世代リーダーに捧ぐ【知的生産術】ブックレビュー

 

新年度、

町内会の役員、PTAの役員、子どもの部活保護者会長など。など。

くじ引きで、じゃんけんで、あみだくじで。

不本意ながらリーダーに選出される人もいるだろう。

 

そんな「思いがけずリーダーになってしまった/なる」人に贈りたい。

 

 

 

📕📕📕

 

『知的生産術』

出口治明 著

 

日本実業出版社

 

📕📕📕

 

 

リーダーになるということは?

 

著者の出口治明さんは

立命館アジア太平洋大学(APU)学長

前職はライフネット生命創業者でもある。

 

 

出口さんの話はとてもわかりやすく明快。

過去に何冊もすでに読んでいることもあり、出口節が今回も沁みる。

内容は以前とリンクするような文言が繰り返し記されており、

至極、実感し、かつ実践的である。

 

 

 

 

1 自分の頭で考えるということ

 

近年の大学共通テストにもあるように、

教育現場でも「自分の頭で考えること」の大切さを問われている。

同じく社会に出ても指示待ち人間、上司からの命令に何も疑問を持たず

言われたことだけをやるような人間はこれから先、生き残れない。

 

本書の中で、出口さんは新しいアウトプットのために「人・本・旅」のインプットを推奨している。

いつもと同じ景色、いつもと同じ味、出かけないで閉じこもる。これでは何も変わらない。

とかく人は変化を嫌うものだが、あえて自ら「トンガって」飛び込むこと。

新しい視点を取り入れるために。

 

 

 

2 数字・ファクト・ロジックで考える

 

リーダーになったら感情論や根性論や精神論で人は動かない。

本書の中で「数字・ファクト・ロジック」で考える癖をつける大切さに何度も触れている。

 

P98・・・・・

・数字‥‥‥相互に検討可能なデータのこと

・ファクト‥データに関連する事項や過去に起こった事実のこと

・ロジック‥数字とファクトに基づいて実証的に理論を組み立てること

(本文より抜粋)・・・・・・

 

これは人にものを伝える時にも大いに役に立つ。

自身も身につけたい術である。

 

また過去の成功体験に頼らないことの大切さを解いている。

皆がこう言ったから、以前はこれで大丈夫だった、などの抽象的な表現は人から信用されにくい。

 

 

 

 

3 手帳と腕時計を持たない

 

本書を読んで特に印象的だった

スケジュール管理をするのに手帳と腕時計を持たない。という内容

(p157 )

 

手帳を2冊持っていることで部下が管理していたスケジュールの多重ミスがあった経緯や

待ち合わせで待つことが嫌で、イライラしていた過去から著者が持つことをやめた腕時計。

 

失敗や怒りから生まれたものを、潔くすっぱりと手放す。

その代わりになるもの、デスク上のスケジュール帳、スマホの存在も使いこなす。

 

そんなリーダーが生み出すものは、

自身の余裕であり、部下の自由な発想を湧き出す力だったり、体内時計での健康を手に入れることだってあるだろう。

 

 

実際にこれを見聞きした真似をする、と言うことではなく

このヒントをもとに、自分だったら何を捨て何を得るか?

 

 

無駄なものを見つけ、新しいものを作り出す

これぞ

知的生産術、そのものである。