heya-koto

BLOG

2024.08.15【押し入れ】スペースごとに収納するものを変える/3つの提案

 

先日、近隣の新築マンションのチラシが自宅ポストに入っており、

マンションを買い替えるつもりはもちろん無いのですが、

「ふーーん」と、間取りなどを眺めていました。

そして、一つのことが気になりました。

 

和室、が少ない。

昨今よく言われていることですが、改めて間取りを見ると、確かにそう。

 

最近の新築住宅ではライフスタイルの変化に伴い

和室減少に伴い、押し入れも同様に減っているようですが

それでもまだまだご自宅に「和室」「押し入れ」があり、

収納にお悩みのかたも多いかと思います。

また

和室の使い方も寝室だけでなく、来客用に、子供のプレイルーム、など使い方はさまざま。

和室の押し入れも同様、変化しています。

押し入れ=布団、とは限らない現代。

今日は押し入れの使い方をお伝えします。

 

 

【1 押し入れ上段】

上段には軽いものを。

理由は地震が来た時を想定し、危険がないようにする。から。

押し入れのスペースの中では、いちばん使いやすいスペースです。

立ったまま(しゃがむことなく)物を取り出せるのが魅力。

例えばどんなものがいい?

使う頻度が比較的高め、の軽く柔らかく安全なもの

衣類、布団、おもちゃ、など。

先ほど申し上げたように、一番収納内で、使いやすいスペースでもありますので、

もし、重く硬く少し危険そうな物を置きたい(置かざるを得ない)場合、例えば季節家電やオープン棚、など。奥に奥に!が鉄則です。

押し入れの奥行きをここぞと、活用しましょう。

 

 

【2 押し入れ下段】

下段はかかんで取り出すことが多いので、

比較的使う頻度の低い、比較的重く固いものがおすすめ。

家電や大量の本や書類、節句人形一式、など。

特によく見るのは

上段に衣装ケースなどの引き出しを重ねて収納している、ご家庭。

悪くはないのですが、上の引き出しの中、中身取り出せますか

もし引き出しが出しにくい、収納の中身を把握できていない、ウン何年もそのままの状態、だったら。もったいないです。

引き出しの特性は中身を上から覗き込めること。しかも衣装ケースならサイズに合わせた奥行きがある。

これができるのは押し入れ下段。にぴったりです。

本や洗剤さらには節句人形の小物などの「衣装」でないものでも

衣装ケース引き出しに収納してしまいます。

奥行きをめいいっぱい使え、空間の無駄がない。

 

 

【天袋/枕棚】

奥行きが深く、椅子や脚立に乗らないと手が届かない天袋。

あえてしまいたいもの、ってありますか?

パートナーに見せたくない過去のアルバムとか・・??

 

基本的には何もない方が「安全第一」でいいと思います。地震での落下が心配。

他にも、ご自分も年齢を重ねることで高所に物を収納する、ことは

物を取り出す際、椅子などから転落する「危険」もあります。

どうしても物を置きたいときは、軽く丸い取り出しやすい物を。

人によっては先の話になるかもしれませんが、

こういうことに慣れていたただくと、

応用で吊り戸棚、壁収納上段、玄関収納などに意識が向き、暮らしがステージアップします。

天袋も然り、です。

 

 

入れるものは、例を出しましたが、極論どんなものでもいいのです。

「金内が上段に引き出しはやめろ、と言っていたが私は上段に引き出しを収納する」これでも良いんですよ。ご自分が納得の上、それで良ければ。

ただ、ご自分で使ってみて取り出しにくい、危険を感じる、ただ「突っ込んでいるだけで何の機能もしていない」なら、もう一度ご確認いただければ幸いです。

 

押し入れ収納に悩む全ての方に。

あなたと押し入れに幸あれ。