先日、近隣の新築マンションのチラシが自宅ポストに入っており、
マンションを買い替えるつもりはもちろん無いのですが、
「ふーーん」と、間取りなどを眺めていました。
そして、一つのことが気になりました。
和室、が少ない。
昨今よく言われていることですが、改めて間取りを見ると、確かにそう。
最近の新築住宅ではライフスタイルの変化に伴い
和室減少に伴い、押し入れも同様に減っているようですが
それでもまだまだご自宅に「和室」「押し入れ」があり、
収納にお悩みのかたも多いかと思います。
また
和室の使い方も寝室だけでなく、来客用に、子供のプレイルーム、など使い方はさまざま。
和室の押し入れも同様、変化しています。
押し入れ=布団、とは限らない現代。
今日は押し入れの使い方をお伝えします。
【1 押し入れ上段】
上段には軽いものを。
理由は地震が来た時を想定し、危険がないようにする。から。
押し入れのスペースの中では、いちばん使いやすいスペースです。
立ったまま(しゃがむことなく)物を取り出せるのが魅力。
例えばどんなものがいい?
使う頻度が比較的高め、の軽く柔らかく安全なもの。
衣類、布団、おもちゃ、など。
先ほど申し上げたように、一番収納内で、使いやすいスペースでもありますので、
もし、重く硬く少し危険そうな物を置きたい(置かざるを得ない)場合、例えば季節家電やオープン棚、など。奥に奥に!が鉄則です。
押し入れの奥行きをここぞと、活用しましょう。
【2 押し入れ下段】
下段はかかんで取り出すことが多いので、
比較的使う頻度の低い、比較的重く固いものがおすすめ。
家電や大量の本や書類、節句人形一式、など。
特によく見るのは
上段に衣装ケースなどの引き出しを重ねて収納している、ご家庭。
悪くはないのですが、上の引き出しの中、中身取り出せますか?
もし引き出しが出しにくい、収納の中身を把握できていない、ウン何年もそのままの状態、だったら。もったいないです。
引き出しの特性は中身を上から覗き込めること。しかも衣装ケースならサイズに合わせた奥行きがある。
これができるのは押し入れ下段。にぴったりです。
本や洗剤さらには節句人形の小物などの「衣装」でないものでも
衣装ケース引き出しに収納してしまいます。
奥行きをめいいっぱい使え、空間の無駄がない。
【天袋/枕棚】
奥行きが深く、椅子や脚立に乗らないと手が届かない天袋。
あえてしまいたいもの、ってありますか?
パートナーに見せたくない過去のアルバムとか・・??
基本的には何もない方が「安全第一」でいいと思います。地震での落下が心配。
他にも、ご自分も年齢を重ねることで高所に物を収納する、ことは
物を取り出す際、椅子などから転落する「危険」もあります。
どうしても物を置きたいときは、軽く丸い取り出しやすい物を。
人によっては先の話になるかもしれませんが、
こういうことに慣れていたただくと、
応用で吊り戸棚、壁収納上段、玄関収納などに意識が向き、暮らしがステージアップします。
天袋も然り、です。
入れるものは、例を出しましたが、極論どんなものでもいいのです。
「金内が上段に引き出しはやめろ、と言っていたが私は上段に引き出しを収納する」これでも良いんですよ。ご自分が納得の上、それで良ければ。
ただ、ご自分で使ってみて取り出しにくい、危険を感じる、ただ「突っ込んでいるだけで何の機能もしていない」なら、もう一度ご確認いただければ幸いです。
押し入れ収納に悩む全ての方に。
あなたと押し入れに幸あれ。