自分が怒りっぽい性格なので「怒る人の気持ち」なるものは、理解できます。
自己顕示(承認)、甘え、依存、自信喪失、など。
歳のせいも、あるのかも知れないけれど。
自分が出会った怒る人、自分なりの怒りの対処法をお伝えします。
case1 日用品コーナーのレジで怒っていたおじさん
近所のスーパーで買い物をしていると、レジの方から怒鳴り声が。
なにやらレジの女性に、いちゃもんをつけているようです。
しつこく自分のことを誇示しながら(内容はわからないし、理解もしたくもなかったが)
レジの人はただただ平謝り。周りの店員さんもその現場を止めるでもなく自分の仕事をしながら、早く時が過ぎるのを待っている様子。
とっとと終わらせればいいものを、怒りが止まらずなかなか終わらない。
自分も買い物があってレジに行ったので
横からそっとおじさんに「もう、いいんじゃないでしょうか」と、柔らかめに言いました。
そうしたら、ぱたりとおじさんの怒号が収まりました。
そして、レジの人に「俺がクレーマーみたいになったじゃねえか」と捨て台詞を吐き、そのまま帰りました。(そうだよ、お前がクレーマーだよ!)と心の中で返しましたが。
→怒りが止まらないので誰かに止めてほしい。自分のことを理解して欲しい、助けてほしい。そんな気持ちから怒りは湧いてくる。
case 2 小学生に向かって怒っていたおじさん
信号待ちをしていたら、5メートル先ほどの道路で、小学5、6年の頃の男子児童に向かってなにやら文句を言っている様子のおじさんが。二人とも自転車です。
歳の頃から、親子ではないと明らかにわかったので、私は、頭で考えるよりも体が勝手に動き、その男子児童のいる場に。
その子の親のフリでもしようかと思ったけれど、もう、どうでもよかった。「なに?どうした?」
おじさんが「こいつ(児童)があおり運転しやがって」と言いました。
男の子は、怖がっているのか、何も言い返すこともできなく下を向いたまま。
とても、仮に事実だとしても、そうなったとは思えません。
私はおじさんに「こんな小さい子があおり運転なんかするわけないでしょ。もしそうだとしたら私が代わりに謝る。ごめんなさい。これでいい?」おじさんは一瞬たじろぎました。
男の子に「もういいよ、気にすることない。大丈夫」と背中を摩り、その場から1秒でも早く離さなければ、と思い、帰しました。最後に男の子が私にペコリとお辞儀をし、その場は何事もなく終わりました。
振り返ったら、信号待ちをしていた人たち(大人ばかり)ギャラリーができていました。
(突っ立ってないで助けろよ!)と心の中で思いました。
→自分より立場の弱い人間をやっつけるのは、どんな理由があっても、ほっといてはいけない。
case3 お巡りさんに怒った私
3年ほど前、帰宅途中に信号待ちをしていたら、信号の向こうでどこかで見た顔がお巡りさんに職務質問を受けていました。紛れもなく自分の長男です。当時17歳くらい、高校生でした。
夫の自転車(おしゃれ自転車)を借りてあちこち出掛けていたので、高校生の分際で高価な自転車の乗ることが怪しまれたのでしょう。
信号が青になり、長男とお巡りさんの元に駆け寄り。
案の定、盗んだものと思われ(盗んだ、とは言われなかったですが、完全に)怪しまれている様子でした。
「うちの子に何か用ですか?」
「この自転車、どこで購入したかと聞いていまして」「お母様ですか?」
「ええ」
それでもなお、しつこく息子に何か質問しようとしていたので
「これはうちの自転車です!一体なんなんですか。全部私が証明します」
何度かやりとりがあった後、無事?息子は解放されました。
怒りました。しつこいにも程がある。いくらお巡りさんだって、親がそこにいるのに子供を疑うなんて。
→親は全面的に子供のやったことに責任を負う。どんなことであっても。
40歳過ぎて一気におばさん度が加速し笑、怒りの向け方・逃し方を、多少は付き合えるように。
とはいえ、昨日も中学2年の三男の態度にいちいち腹を立てている50歳目前の私は、まだまだ子供。
できることは何でしょう。
怒りの根っこを知ること、自分を愛すること、変化球を研究して投げられる様にすること。
かも知れませんね。
参考にしていただければ幸いです。