先日、都内とある事務所の整理収納作業でした。
初めましての挨拶から
何にお困りなのか?どうしたいのか?をヒアリング
社長曰く、
以前参加したセミナーで5S(職場環境をよくするための整頓などの活動)をすることで業績が上がった会社などの話を伺って
片付けをしたい。
けれども、それは同時に「発狂したくなるほど」整頓することが苦痛である。
との話も伺いました。
片付け=捨てる
ではないこと。
まず私が提案した事です。
7年前のカレンダーが出ても、5年前の新聞を見つけても、スペースを邪魔する家具があっても。
紙切れ一枚も捨てずに、そう、何一つ捨てずに
5時間の整理収納作業は完了しました。
床が見え、在庫管理を見える化し、歩く通路ができ、作業台は久しぶりに作業台として日の目を見る事ができ、動きやすいようにデスク移動し、従業員皆さんの働きやすくなるためのスペースを作りました。
ふと、社長から意外な言葉
「“捨てましょう!”と(金内から)言われるのかと思った。言わないんですね」と。
言われたいのなら、言いましょう。笑。
ですが
捨てられない人に「捨てましょう」と言ったって、うまく行きません。
なぜ捨てられないのか?背景やお気持ちだってあります。
捨てられないことよりも、もっとやるべき、大事な事があるから。
だから意地でも「言いません」。
最後に、社長に再度「捨ててもよさそうなもの」を聞かれたので
段ボールの使う頻度、会社に送られてくる段ボールの個数、シュチュエーションなどを伺い、
「段ボール、無くてもいいですね」とはハッキリ言いましたけれど。
解決の糸口が見つかりますように。
捨てられない人に「捨てましょう」と意味のないことは言いません。
もっと根本的な部分に片付けの本質はあります。