自分の意見は例え間違っていても、ちゃんと「声」に出すべき。
NHK「クローズアップ現代」で故アントニオ猪木さんの生涯を紹介していました。
最近までアントニオ猪木さんは国会議員になったプロレスラーと言うことしか知らず、
プロレスはあまり興味なく、ファンにビンタするシーンは「なぜ痛い思いを自ら進んでしに行くのか?」謎だらけでした、が。
各メディアでアントニオ猪木さんの功績や生き様や考え方を報じられているのを観るうちに
何か揺さぶられるような感覚になりました。
アントニオ猪木、かっこいい!かっこいい生き方!と。
年も性別も立場も超越した人間。
国会議員になって訪朝したのも記憶に新しいのですが、
近年の番組の中で
病床に伏す状態でも
「元気ですかー?!」と言っている自分を証明したい。
「(病状を見せることで/いろいろな意見があるだろうが)こういう生き様もあることを見せたい」
と言うような主旨を話されているのが印象的でした。
長きにわたり彼を撮り続けたカメラマンは
「死ぬまでアントニオ猪木」だった。と言うようなことも言っており、
自分の信念や美学を貫き通した人なのだと思いました。
誰しも、老いや衰え、醜くなる自分を受け入れられないし
ましてや人になんか見せたくない、ものです。
死ぬまで自分というものを貫き通す。
こんなカッコいい生き方があるでしょうか。
「元気があればなんでもできる」
自身が歳をとったからこそ本当にそう思うし
悩んでいる時間があったら一歩踏み出そう。と思う。
1秒だって無駄に生きたくない。
例え間違っても、人から変わり者だって思われたって、いいじゃないか。
自分の思っていることを実現しようよ。
まずは「声に出して見てみる」ことが第一歩、だと思う。
ありがとう、アントニオ猪木さん。
ご冥福をお祈りします。