整理収納アドバイザー2級認定講師の資格を持っている。
5年ほど前まで講座開催していた。
過去に120名以上受講生がいる。
リアル講座にわざわざ足を運んでいただけたことに感謝。
その後、講師資格を使っての講座開催は
労力とリターンが割に合わなくなり、思い切ってやめた。
今後整理収納アドバイザー2級認定講座を開くことはない。
資格だって使わなければただのゴミだ。
ただ、現在はこうやって
ブログを毎日書くことに集中している。
話す、書く、
発信方法は違えど、
片付けの発信だけはやめない。
さて前置きが長くなったが
この講座の他
PTA保護者向け・企業・各種セミナーの“前振り”として
「整理」と「整頓」の違いを受講生に聞く。
それだけ一番最初に伝えたいこと、なのだ。
整理、整頓。
同じ言葉、セットのように感じるが
違い、わかるだろうか?
今日は整理整頓だけでなく
片付けを始めとした
5つの用語の違いをお伝えする。
整頓とは(乱れたものを)整えること。
・プリントの端を揃える
・斜めになったボックスを真っ直ぐに並べる
・玄関の散乱した靴を揃える
など。
使ったものを元の位置に戻すこと。
・おもちゃをおもちゃ箱に戻す
・読んだ本を本棚に戻す
・使ったハサミを引き出しに戻す
など
掃く、拭く、落ちたゴミをとる、など。
手や掃除道具などを使って空間を清潔にすること。
・照明の埃をはたく
・床を雑巾掛けする
・キッチンの油汚れを拭いて落とす
など
使うものを使いやすく収納すること。
ここで大きなポイントは「使うもの」ということ。
使っていないものは
収納を作っても「使っていなければ」意味がない。ということ。
・リモコンをリモコンケースに収納する
・お菓子を取っ手付きカゴに収納する
・プリントをファイルに入れボックスに収納する
など
不必要なものを選び必要なものだけにする。
分類すること。
・花瓶の中の枯れた花を取り除く
・仕事のタスクの無駄を省き分類し効率化する
・学習終了から3年経った教科書テキストを処分する
など。
それでも
不必要・必要なモノって何?と思うだろう。
世の中の全て、あなたの周りにも、必要/不必要がある。
意識し続けると目の前の視界が変わってくるのを実感するはずだ。
間違っても
欲しいものと必要なもの、は違う。
不必要なもの=捨てるだけ、でもない。
必要なものは、あなたや家族にとって、だ。
基準を決めるのは自分自身。
世間が、皆が、というのは、頭の中から捨てていい。
あくまでも主観的な行動、なのだ。
片付てくれない。
片付けて欲しい。
これを主観的と言えるだろうか?
整理と言うのは「難しい」と思うかもしれない。
しかし
ここができれば、いわゆる片付けの8割がたできた、と言ってもいい。
・・・・・・・
以上5つの用語の違いを説明したが
いかがだろうか。
これが足りなかった、
ここを伸ばせばいい、という指標ができれば幸いだ。
ぜひ参考に。