クライアント宅での玄関の整理収納サービスで
靴やシューケア用品などの整理収納の他に
頼まれてもいなくても、必ずやることがある。
それは、
開いた傘を閉じる。
え?こんなこと?
とお思いの方も多いだろう。
たったこれだけで
玄関の印象が爆あがり、すること間違いない。
きちんとした、整然とした玄関になるのだ。
捨てられない、という方はまずはやってみる価値、あり。
そしてさらに
傘を触るタイミングで
いっそのこと
「捨てられそうな傘」が実はいくつかあるので
処分も検討いただきたい。
傘の処分方法は各自治体で異なるが
基本的には
「不燃ゴミ」。
指定の袋にはみ出しても入れる、何本か紐で縛って出す、など方法がルールが違う。
地域のHPに、ごみ分別表(リスト)が必ず掲載しているので、ご確認を。
傘自体長さがあるので、粗大ゴミと混同する方がいるが粗大ゴミではない。
今日は処分基準の傘についてお伝えしていこうと思う。
傘をまとめるためのネーム(ひも)に付いている留め具。
留め具がなくなったり、留めにくくなっていないだろうか?
毎回のストレス、となるならば処分を。
傘自体の目的を果たさない。
それ以外に
傘自体のポテンシャルも奪う。
言語道断?!
使い物にならない。
危険なので捨てよう。
特に傘の先端部分に注目。
傘の先端部分の硬い部分(石突き)の一番近い場所
生地のてっぺん(天紙)が黒くなっていない?
この部分は水が溜まりやすく
カビが原因で黒くなる。
古い傘でハンドル(取っ手)部分が握った時にベタついた傘がある。
おそらくハンドルの成分にある樹脂が
経年劣化により溶け出したものと見られる。
傘本体は問題なくても使い勝手がとにかく悪い。
中棒/なかぼう、特に金属でできているもの。
錆びていることがないだろうか?
開閉の際にスムーズに使えない。
・ビニールがくっつき開きづらい
・透明生地が濁っている
・外出先で自分の傘がどこにあるのかわからない
上二つは処分対象でもいいが
最後のあるあるの「自分の傘がどれかわからない」
そもそも傘なんて、消耗品と思っているフシがあるので
無くしてもいいや。くらいに思って使っていないだろうか?
そう思う気持ちが
家の中の傘をどんどん増やすのだ。
だから玄関が散らかった印象になるのだ。
ビニール傘でも「自分の持ち物」として使うのであれば
マスキングテープを貼ったり、
髪ゴムをつけたり、
キャラクターの傘専用マスコット、などを
「目印」とするのもいい。
大昔20年ほど前、
フランスでは壊れた傘を修理に出す、
という話を聞いたことがある。
消費大国日本では
そんな価値観など通用するわけがないのだろうが
傘を自分の持ち物として、できるだけ長く愛用する。
そんな文化が芽生えればいいなと個人的に思っている。
最後に
愛用の傘を長く使うためのコツをお伝えする。
・濡れた傘は開いて乾かし、閉じて傘立てにスタンバイしておく。
・一人一本、お気に入りの傘を持つ。
・使っている際の「違和感」に気づける自分でいる。