娘(小6)から苦情が来た。
「ママ、この収納やめてもいい?」
「なぜって、この収納にするとペンの先端についている色がわかりにくい」
「それに一本のペンを探すのに収納が深く使いづらい」
娘の愛用している
コピックというイラストを描くためのペンの収納についてだ。
きっかけは娘の兄、
三男の部屋を片付けて余った収納ケース。
無印良品(現在は販売終了)のケースがちょうど余ったので
何か入れるものはないかな?と娘の部屋をうろつき
溢れてきたコピック(ペン)が所在無げに置かれていたので
あ、これコピック入れに、いいじゃん。
収納アイデアが思いついた。
娘に提案したら
「今、学校の工作でペン立て作っているから(多分いらない)」
と少々渋るも
制御機能がぶっ壊れた母の圧力に屈し
まあ、でもやってみるか
もしダメだったら元に戻す。
ということで
入れてみた。
娘からの苦情が来たのは
その30分後、冒頭の件である。
使う人にしか、使い勝手はわからない。
サポートする側は「どうしたい」か聞く。
一番大事なこと。
これが抜けていた。
今回
家族に対し無遠慮になっていたものの、
仕事では一連の私の行動はアウト、だろう。
独りよがり、とはこのこと。
娘の意見を無視し、自分のやりたい放題。
まずは娘のペン立てを採用するべきだった。
それからこちらの提案だ。
驚いたのは
娘が熱を帯びて発言したことだ。
色がわかりづらい。取り出しにくい。この収納やめてほしい。
確かに。。
反論の余地もない。
先に断っておくが
私が片付けの仕事をしているから、と言って
娘も片付けが大好き!という子どもではない。
どちらかというと、机の上はアニメのキャラクターで溢れているし、
めざとく捨てるものを見つける、タイプでもない。
とはいえ片付けが嫌いでもない。
ただ、自分の好きなものに関しては
確固たる意見を持っている。
・ペン先の色を見てペンを選びながらイラストを描く
それなのにペンを横にしたらペン先の色が見えない。
・深い引き出しに入れたら
下の方にペンが入り込んでしまって取り出しにくいだけじゃなくて
何がどこにあるかもわかりづらい。
ってことだ。
これでは、どちらが整理収納アドバイザーかわからない。
こう言った意見のすり合わせは
片付けだけでなく、常に必要。
うん。わかった。そうだね。
じゃ、工作を持って帰ってもいいし。
と言いつつも
次のアイデアが浮かび、
これもいいじゃん。と
また提案する
もはや、病。
さらにここから増えたら分けてもいい。
目的別、色別、頻度別、に分けてもいい。
といろいろまたイメージが勝手に膨らむ。
再度行き場をなくした
引き出しケースは
カード入れに活用方法を変え。
収納に命を吹き込む。
娘には確認済み。
折り合いがついた。
さてあなたのお宅にもぜひ
・使う人の意見を優先
・アイデアはダメ元で使ってみる
・話し合いをする
片付けは
思いやりがあってこそ成り立つ。
自戒を込めて。