少しくたびれて、講座帰りのバスに揺られ、
立ったままキャリーバッグを動かないように取っ手を握っていました。
キャリーバッグが一瞬軽くなったような気がして足元を見ると
前に座っていた年配のご婦人がキャリーバッグを支えてくれているではありませんか。
ご婦人にお礼をし、何気ない会話から暮らし方や生き方の話に及び。
意思疎通、ではないけれど、
第一印象で「なんとなくこの人とは気が合いそうだな」とか。
年齢に関係なく感じることがよくあります。そしてそれは高い確率で的中します。
会話の中で
「歳をとっているからこそ“清潔感”を大事にしているの」とご婦人。
着たものはためないですぐに洗ちゃう、そう。
人間関係も離れていく人は後を追わない。
話の中でも愚痴っぽい流れにはならず常に前向き。
若かりし頃はとても美しかったんだろうなと、すぐに想像できます。
それ以上に
年齢を重ね、シワが深く刻まれていました、が全く、関係なく。
ほんとうに美しい方!と。
感動すら覚えたくらいです。
清潔感って身の回りだけ、をいくらキレイにしてもボロが出ますね。
やはり気持ちの中で一つ何か「基準」や「潔さ」のようなもの、が後々の美しさにつながる!
10分ほどのバスの中で、実感したのです。