自身もそういう時がある、かもしれない。
「完璧主義」。
誰しも「ここだけは完璧にしたい!」という物事があると思います。
ですが
こと、片付けには、大敵です。
片付かない、が引き起こすやっかいな「完璧主義」について話します。
・収納の中は完璧、けれど床はものだらけで歩けない。
・目標設定は高く完璧に、けれど現実は踏み出せずに悩む。
・自分は完璧にやっている、けれど家族がついていけない。
実際にお客さま宅に伺った際に見た光景、現実です。
冒頭でも申し上げましたが、自分にも「そのような時」があります。
それは片付けではなく、約束していたスケジュール調整などは自分だけでなく厳しく他人に求めることがあります。常々悪い癖、と反省するのですが。。
完璧主義は「あなたが、どれだけ頑張っているか?」認められたいから。
自戒を込めて申し上げます、
まず、現実を見ましょう。
「理想」は高くとも、「現実」にはできないことを認めるのです。
では、どうすればいいのか?
1 「できること」と「できないこと」の線引き
「ここまではできる」けれども「ここからはできない」の線引き。
これは現実を見なければできません。俯瞰力を鍛えよう。
「ミニマリストのようなにクローゼットにしたい」極端すぎな目標設定立てて苦しくない?
服は100着から10着にするのではなく、60、70着だっていいじゃない。
10にできない自分を責めるのではなく、30、40手放せたことを褒めて。
そして、向けるべき目は 「30、40の」そっち、です。
2 優先順位の「一位」を具体的に決める
目標は決まっていますか?
「スッキリ暮らしたい」といったお言葉をよくいただきますが
スッキリって、では具体的には?
床に物が無い状態?靴がたたきに何足あればスッキリの状態?買い溜めが何とか入る状態?
いろいろあるでしょう。
どれがあなたと家族にとって大事ですか?
例えば、料理が大好きでお皿がたくさんあるお宅ならば、沢山の大きな収納庫に季節に合わせた食器や、ゲストにお皿を選んでもらうためにダイニングにいつでも見える状態にしてもいい。
減らすことが目標じゃない。
1位はどこにありますか?
3 「頼れ」ば完璧はガタガタに崩れる
この世に完璧な人間はいません。
うまくいっている(ように見える)人は、どこかを引いたり、削ったり、はしょったり、しています。
要領の良し悪し、の話ではありません。そうしないと「やっていけないから」「生きていけないから」。
「できない」と勇気を持って声をあげよう。そして助けを求めよう。
どこかで抜けた部分を残しておくと、時に誰かが手を差し伸べてくれたり、そこから人への感謝の気持ちが芽生えたり。同時に自分の無力さを身をもって知るはずです。
崩したくないのは、変わることが怖いから。
変わらなければ、このまま。それでいい?
誰に頼るか?その答えはただ一つ。目の前の家族です。
夫だけじゃない。小さい子どもだって頼りになるはずです。
物事や自分、現実を俯瞰で見て、まずは小さな一歩を!
「できないこと」も尊い。そう思います。