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2025.01.30ファッションも【ドラマ/ホットスポット】ここが見どころ

 

SF史上かつてない小スペクタルで贈る、

地元系エイリアン・ヒューマン・コメディー!

(日テレHPより引用)

 

日テレ系

 

ドラマ

ホットスポット

日曜夜10時半〜

 

脚本:バカリズム

 

 

が家族大好きで毎週観ている。

 

今週は3話までの放映。

本筋はとにかく観て欲しい。

 

放送後3日後だっていうのに、

それでも時折思い出し笑いをしたほど「残るドラマ」だ。

 

言葉も言い回しも表情も。

ナンセンスコメディーだ。

ここまで馬鹿馬鹿しいのも

同じくバカリズム脚本『ブラッシュアップライフ』以来、だ。

 

 

今回は目に留まった、

3話まで全てのファッションチェックをした。

 

 

 

 

1 3人の服装のリンク

 

幼馴染の3人組。

清美(市川実日子)、葉月(鈴木杏)、美波(平岩紙)

この3人と清美の同僚高橋が集まる

ファミリーレストランの『ジョナサン』、

『もんぶらん』と言う喫茶店でのシーンがいくつかある。

 

その中で、彼女たちの衣装に注目。

3人とも主に色がリンクしているのだ。

 

第1話では

「宇宙人」高橋(角田晃広)を囲んで初対面するシーンがあるが

3人全員「青」で統一されているのだ。

しかも葉月は教師らしくジャージ。

 

第2話では

夜の小学校に忍び込む話をするシーンで

3人の衣装が柄物。

青や黄色、花柄のカラフルな色味。

高橋のグレーの地味な色を圧倒させる女の強さを感じる。

 

第3話では

喫茶店もんぶらんでの昼食のシーン。

全員ホワイトカラー。

3話から登場する、あやにゃん(木南晴夏)のベージュ色のニットも

またこの3人(と高橋)にリンクしている。

 

3人で話している時の衣装はどれも山梨の土地に溶け込むような

優しげな柔かい雰囲気のものだ。

 

 

 

 

2 昭和レトロな制服

 

 

清美が働く、レイクホテル浅ノ湖、フロントの衣装。

ここの制服が赤色でとても印象的。

私服ではカジュアルな出立ちだが、

 

制服のヘアメイクは

清美の他、女性フロントスタッフ

由美(夏帆)、えり(坂井真紀)もマットな赤い口紅をつけている。

耳には小ぶりの真珠のピアス。

ヘアスタイルは清美は前髪にうねりのあるクラシカルなスタイル。

スカートは落ち着いた茶色の膝下タイトスカート。

 

街やホテルもだが

それに合わせた制服もまた、昭和を彷彿とさせる懐かしいもの。

タイムスリップしたような気分になる。

 

 

 

 

3 市川実日子の存在感

 

3人でランチを食べている衣装と

仕事でフロントに立つ衣装。

衣装によって違う顔を見せる。

対極にある2つの顔を持つような清美。

 

さすがと言うだろう。

モデルで俳優の市川実日子。の存在感。

 

カメレオンのように衣装によって

雰囲気がガラッと変わる。

 

出勤する時に「寒い寒い」と言って、自転車に乗るシーンも何とも可愛い。

ヘルメットだって似合うのだ。

 

特にフロントの制服姿の佇まいの美しさ。

女の私から見ても、それは惚れ惚れする。

 

 

第3話で

女3人と高橋で話をしている時、

高橋が夜の校舎に一人で潜入することに不服を言うシーン。

葉月が一緒に行くことを渋々認める、その時の

清美の葉月を見て無言で頷くシーン。「行ったほうがいい」

言葉にしなくても意見を含めた目線に表情に、グッときた。

 

ありきたりな日常の切り取りのシーンだけれど

見事にその役に憑依している。

 

可愛げ、凛とした強さ、この作品に市川実日子が詰まっている。

 

 

 

高橋の話も入れたかったけれど

話が散らかる・増える、ので今回は入れなかった。

 

 

面白さは本編を観ていただければ

バカリズムワールドにあっという間に引き込まれることだろう。

言葉はいらない。

 

毎週日曜の楽しみができた。