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2024.11.15ものを【捨てられない】家族に対する3つのアプローチ

 

 

「捨てて」と言っても全く捨てない。捨てようとしない。

 

家族間での、

片付けの意見のすれ違いはよくある話だ。

 

捨てない人、捨てられない人、捨てたくない人。

捨てるにも、本人の様々な心の模様、生まれ育った環境、がある。

それでも一緒に住んでいる家族は良い迷惑?だ。

 

 

1 「捨てて!」から「どうする?」に

 

本人の持ち物について

家族であっても、とやかういう筋合いはない。

誰だって人から

自分の事をコントロールされるのは気分の良いものではないだろう。

だから

「これどうする?」と聞く。

指示から質問に。聞くと言っても

決して詰問してはならない。

 

 

 

2 それでも「捨てない」場合

 

本当に捨てない人、っている。

この場合は「自分にとって必要な物量」を把握していない事が多い。

例えば

「人から見たら」同じような黒いパンツがお出かけシーンに合わせて7枚くらいある。

大抵は

「2、3本あればいいんじゃない?」って思う。

だが、当の本人は

「何かあった時に履いていくパンツがないと困る」

「予備としていくつも持ちたい」

そもそもいくつも持っていることが不思議でも何でもなく、当然のこと。

 

と思っていることも多い。

そんな時は

真面目な顔なんかしない。

ヘラヘラ笑いながら

「え〜?本当にこれいるの?」

「体は一つ、なのにねえ」

「こんなに持っていてオシャレじゃないの」

って話しかける。

 

真面目になれば、なるほど上手くいかない。

 

言われた時、ハッとして「そうかも」と思う。

相手が気付けばいいが、気が付かない時も当然ある。

 

 

 

3 捨てない「デメリット」を伝える

 

片付けの仕事をしているので

捨てられない人には、必ず「捨てないことのデメリット」を伝える。

棚を増やせば床面積が狭くなり、動きづらくなる。

・物量が多いことで、クリーニングに行く時間・手間などがかかる。

・探し物がいつもあるのは「物量が多いせい」だ。

などなど。

自分にとってのデメリットに気が付き、納得すればいいが、

それでも「捨てない」人には放っておいてもいい。

先ほども言ったが、あなたの持ち物ではないから。

 

クライアント宅では、実際このような方も結構、いる。

その場合は、

常に衣類は畳んで、しまう。しまいきれないものは床などに置いておく。

引き出しの中はチーク、ブラシ、ペンシルなどに分けてフワッと整頓する。

点在している書類は、紙袋などに入れて、一つにまとめる。

 

収納や整頓などで綺麗に整えておき、見た目を美しくするが、

ただ「デメリットがある」旨もすでに伝えておいたので

それ以上は「追わない」。

 

あっさりと淡々と。

変えるべきは相手ではなく、声かけ・心がけ・態度だ。