買ったはいいけれど使いこなせない。
そんな後悔や失敗はしたく無い。
収納グッズや収納家具を買う前に
注意したい3つのポイントをお伝えする。
当たり前のことだが
サイズが合わないと、使い道がなくなったり
返品するにも配送などの手間がかかり面倒になる。
きちんと購入前にサイズ感は調べておくと良い。
特に“あるある”なのが
クローゼット扉までの幅と収納内幅は違う。
押し入れふすままでの幅と押し入れ内の幅は違う。
開口サイズを無視して
収納内のサイズに合わせてしまうと、こうなる。
開口部に引き出しが引っかかり、引き出しのポテンシャルを奪う。
また奥行きが寸足らず、サイズオーバーで収納に入らないと言うことは避けたい。
高さも必要な数字だが
幅や奥行きを見落とさないように。
2つケースを並べることもあるだろう。
・押し入れサイズ 幅39〜74㎝/奥行き66〜74㎝
・クローゼットサイズ 幅35〜44㎝/奥行き53〜55㎝
各メーカーによってサイズは違う。
自宅収納とピッタリを選びたい。
スペースを合わせるためのチェックポイント
・扉やふすま幅のサイズに合わせて購入する
・“押し入れ用”“クローセット用”などサイズが決まっているものの中から自宅収納にピッタリの物を探す。
・2つ横に並べる際の片方の扉開口部分までのサイズも合わせてチェック。
効率一番?手間ひまかけても丁寧に扱いたい?それとも?
収納に対する考え方は、千差万別。
個人個人の考え方はあれども、
家族がいたら、そこで悩みがいくつも増える気がする。
そんな時に考えたい。
人間と収納をマッチするためのポイント
・誰が使うか?所有者に合わせる(例:子ども・高齢者・背の高さなど)
・仕舞えないと言う事実に気がつき、他の方法を探す
・家族間で違う収納方法があっても(むしろあった方が)いい
一つの事例を紹介する
クライアント宅でウオークインクローゼットの中を整理した際、
山積みになったご主人の衣類が床に散乱していた。
その一方で
奥様はハンガーにかけて衣装ケースに畳んで、きっちりと衣類を揃えてある。
家族によって片付けのレベルが違うのだ。
よって
ご主人の衣類は
ハンガーにかける、収納ケースにも一部畳んで入れたが
基本的に日常着る服は
大きなカゴに入れて収納することにした。
え?シワができる?
もうすでにシワはできている。
それよりも衣類が床に散乱しないようにするために
カゴで収納のハードルをさげたのだ。
家族間で同じアイテムでも、違う収納があってもいい。
暮らしの変化に伴い、収納も合わせて変化する。
特に成長の早い子育て世代のご家庭はお分かりだろう。
小学生の一年生と六年生では
持ち物も、趣味も、行動範囲も変わる。
絵本から児童書に。
プラレールからSwitchに。
リビング学習から子供部屋にこもって学習に。
同じ小学生だってこんなにも違うのだ。
大人だってそうだ。
収納も暮らしに合わせる。
長く大切に使えて変化に強い、収納選び
・汎用性のあるものを選ぶ
・シンプルなものを選ぶ
・他人の軸よりも自分の軸を大切にする
買い足しても、ライフスタイルが変化したって、入れるものが変わったって
お気に入りで飽きのこない“器の大きい”“懐の深い”収納を選ぼうじゃないか。