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2024.07.18『個人主義』もそこそこで『つながり』をふんわり築いていく

 

20年以上も前になりますが

第一子出産の際、街の産婦人科にて出産をしたのですが

入院は個室/母子同室で。そこが気に入って産院選びも、当時それが一番重要でした。

 

赤ちゃんの鳴き声、自分の取り乱した様子(のイメージ)、など。

あまり他所様に迷惑をかけたくない。

それが気持ちのウエイトを占めていたわけです。

 

晴れて第一子出産後、

当時の個室での母子同室は今になって振り返ると

苦い思い出しかありません。

不安定な精神のもと、涙をずっと流していました。

 

 

さて、第二子出産の際は

第一子とは違い、里帰り出産で近隣の今では珍しい?!8人部屋の産院。

最初は他のお母さんとの接し方など、入院するまでは不安もありましたが

なんと、これが良かった。

二人目ということもあったのかもしれないけれど

他のお母さんが赤ちゃんの大泣きに困っていたら、「大丈夫?」とカーテン越しに様子を察し、さりげなく声をかける先輩ママ。

お見舞いに来た実母に、気持ちが不安定で当たり散らす新米ママ。それも周りの私たちは気持ちを共有し「わかるわー」と出産後あるあるで、少しホッとしたりしたりして。

どこに住んでいるのか、どんな家族構成か、今の気持ちは?

ずかずかと入っていくようで、案外そうでない、適度な距離感を保ちながら

たまたま同じ時期の出産という共通点でのママ同士。

 

 

一人目、二人目、(三人目、四人目もあるがほぼ忘れてしまった・・笑)

個室、大部屋、全く違う産院のスタイル。

何もかも手探りで孤独だった「個室」

合宿みたいで楽しかった「大部屋」

 

今はとかく

居酒屋でもあえて個室を選んだり、

いかに一人の時間を作るか。

友達の整理、嫌な人間関係の切り離し、

自分に関係ないものには遠ざけたり。

自分の気持ちもそうだけれども

一人、「個」になるように、うやうやしく気を使ってくれる社会。

 

知らない人との出会い、そこから生まれる得難い経験。

きっと誰でもあるでしょう。

旅行の時に感じる、現地ガイドさんやその街の方との何気ない交流。

 

決して色褪せることなく、忘れることはないでしょう。

 

 

つながりを大事にしていきたい。と古くさいけれど、日常考えているのです。

目の前にある人を大切に。

家族友人知り合い。

子供の友達を自宅に呼んだり、話をしたり。

ファーストフード店、コンビニ、カフェ、アルバイトで社会経験をしている長男次男には

「ちゃんとやっているか」心配ではあるけれども、

そんな我が子たちを受け入れてくれる社会にも感謝したくなる。

以前よりかは他人にも少しは優しくなれたかもしれない。

挨拶をしないよその子だって「この子も人の子」と。

夕飯時の忙しいテレアポの人にだって、いきなり受話器を切っていた昔ですが、今はやんわりとお断わりできるようにもなったし。

 

 

まとまりのない話になってしまいましたが

あまりにも「個人主義」を意識しすぎると

大事なものを見失ってしまうのではないでしょうか。

 

かと言ってむりやり関係を作るようなことはしたくないし、

自然に流れるように生きていきたい。

そう思うのです。