
先日、
ある70代の女性とランチをした。
「若いって良いわね」「何でもできる」「これからよ」
とお言葉をいただいた。
その方だけではなく
他にもクライアントや知り合いの
年配の方(女性)との交流では、同じような言葉をいただく。
現在52歳。
世間から見たら立派な「おばさん」だ。
どちらかと言うと、
「おばさん」は受け入れ難くもあり
見た目や行動全ての衰えから、自分の努力だけではどうする事も出来ず、思わずため息が出そう。
しかし。
70、80代のシニアから見たらまだまだ「青い」そうだ。
50代の私たち。
一般的に、
子育てもひと段落、巣立ちがあり、
同時期あたりに親の介護がはじまる。
そして、家族の事だけではない。
更年期症状になる方もおられるだろう。
仕事や地域のコミュニティでは
キャリアを積んで、社会的には認められる存在。
こと家庭内では、結構「バタバタ」かもしれない。
家族と自分を見直すきっかけが増える時期でもある。
自身の事で恐縮だが
毎月実家に帰り、年老いた父と母に会う。
78歳の母は認知症が少し入っており、
さっき言った事を初めて話すように
何度も同じセリフのように繰り返す事もよくある。
介護のプロから聞いた話だと
「それさっきも言ったよ」
と言ってはいけないそうだが、つい言いたくなってしまう。
怒る事は一切なく
思わず笑ってしまうのだ。
まるでコントのように思える。
「それさっきも言ったよ」笑いながら話す。
言葉にしてみれば、やってはいけない事なんだろうが
そこには、母を全面的に許した私がいる。
自分が思春期の頃は母との激しい親子喧嘩もあったり、
認知症が発症するまで、母に対し許せない事も数多くあったが、
今は全てどうでも良い事だ。
4人の子育てで得たことの一つに
「頑張れば頑張るほどお互いが苦しくなる」
事がある。
1人目、2人目の子育てと
3人目、4人目の子育ては、天と地ほど違う。
心配が過ぎてガミガミしかる子育ても
3人目から「バカバカ」しくなる。
怒っても母が疲れるだけ。
下の子に行くほど、育児が楽になるのはこのためだ。
上の2人には申し訳なく
下の子たちの教育に「ずるい」と言われっぱなしだが
少し俯瞰して子育てをしても良いかも知れない。
と、同時に母を想う。
「まるで子どものようだな」と。
憂いても、笑っても結果は同じ。
だったら笑って過ごしたいもの。
実家でお世話になっている
介護のプロ、近所の方にもお会いしたが
母は母なりに、コミュニティの中で生きている。
娘とは言え、足を突っ込まなくて良い事だらけだ。
少し離れて見守り、必要な時に手を差し出す。
この距離感が大切。と思っている。
家族は共同体でありながら、個々の自立した人間の集まりだ。
50代。
色々思い巡らし、苦しい時期でもあるが
「まだまだこれから」なのだ。
お互いにがんばろう。